金プラチナ短期相場観

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4週移動平均10週連続増加、新規失業保険申請件数ボトムアウト

更新日:2022年6月24日(金)

新規失業保険申請件数+4週移動平均 2022年6月18日までの週米欧での景況感の失速状態が鮮明となってきました。ユーロ圏、ドイツ、フランスのサービス業PMIは6月速報値でいずれも5ヵ月ぶり低水準で50台前半。製造業はフランスが51.0となって1年7ヵ月ぶり低水準。ドイツとユーロ圏はいずれも52.0でドイツは1年11ヵ月ぶり、ユーロ圏は1年10ヵ月ぶり低水準。総合PMIではフランスが5ヵ月ぶり、ドイツが6ヵ月ぶり低水準、ユーロ圏は1年54ヵ月ぶり低水準となる51.9。
いずれも拡大・縮小の境目となる50以上は維持しながらも、5月からは3ポイント前後の急低下となって節目割れへの警戒感も。
米国でも製造業PMIが1年11ヵ月ぶり低水準。サービス業と総合PMIは5ヵ月ぶり低水準も、いずれも予想を下回り51ポイント台でやはり節目の50割れへの警戒感も急拡大。

米国では完全雇用状態の労働市場にも変調の兆しの可能性も。新規失業保険申請件数はトレンドを示す4週移動平均で22.35万件となり、1月29日までの週(22.85)以来5ヵ月ぶりの高水準。
4月2日までの週に4週移動平均は17.05万件となって過去最少を記録、その翌週から増加し続けて途中、5月末の横ばい推移を挟んで10週連続の増加。
4週移動平均が10週連続増加となるのはコロナ後では最長、2019年6月29日までの週(12週続伸)以来、ほぼ3年ぶり。

新規失業保険申請件数は、ボトムアウトした可能性が高まりつつあります。

NY金・日足チャート 2022/5/18 - 6/2323日のNY金相場は-8.6ドル、0.47%安となって4日続落。6月15日(1819.6)以来1週間ぶり安値圏での推移も、下落幅は4日合計20.1ドルにとどまり、16日の急騰値幅30.3ドルの3分の2。時間外は1840ドル割れから軟調推移となってロンドン市場では1830ドル割れ、NY午前には米10年債利回り低下とドル安の流れで反発すると1850ドル手前まで急騰。しかしNY午後には巻戻し、再度1830ドル割れへと急反落。結果的に200日移動平均線(1843.5)と20日移動平均線(1845.7)に上値を押さえられ続け、上ヒゲをキープしながら実体部を下方拡大しての水準切り下げ。それでも1810ドルから50ドルまでのレンジを維持。上限突破なら6月高値1880ドル台トライへ、1810ドルの下限割れなら5月安値1780ドルトライへの警戒感を懐きながらの保ち合い継続へ。

NYプラチナ・日足チャート 2022/5/18 - 6/23NYプラチナは-22.5ドル、2.43%の続落。終値ベースでは4月末安値(905.0)をわずかに下回って今年安値を更新、昨年12月15日(894.2)以来、半年ぶりの安値。920ドル台半ばでの小幅揉み合いでスタートした時間外は前日割り込んだ直近下値サポート930ドルにワンタッチすらできずに下値トライへ。ロンドン・NY朝にかけて920ドルを割れると一度は920ドル台半ばまで反発もNY午後には戻り売り、910ドルを割れて安値では900ドル近辺まで下落。930ドルの節目割れに伴う短期下値目安900ドルの大台前後に到達したことから、短期的には一服感も。ただし中期的には微妙に二番底崩れの形にもなり、さらなる下値トライへの可能性も否定し難い状況にも。反発方向への節目940ドルを早期上抜けできれば、そのリスクも大幅緩和へ。

ドル円・日足チャート 2022/5/20 - 6/23ドル円は124銭のドル安円高、0.91%の続落。下げ幅としては今年の絶対値平均56銭の2.2倍、今年4番めの大幅安。1円以上の下落は今年5月以降のみで4回、6月3回め。水準としては6月17日(134.95)以来、1週間ぶりの安値。前日からの軟調局面が継続、東京朝の136円20銭近辺がこの日の高値となって徐々に水準を切り下げる展開。136円を割れると135円10銭台まで急落、東京市場終了後には135円80銭台まで反発も一時的、135円台半ばでの揉み合い推移を経てNY朝に下値トライ再開。米指標悪化もあり、米10年債利回りが3.1%割れへと急低下した流れに連れて135円を割れると一時134円20銭台まで急落。NY午後には米10年債利回りの反発に追随する形で135円手前まで反発。137円台トライにはいったん失敗、調整局面としては16日安値(131.49)から21日高値(136.70)までの38.2%戻し(134.71)を達成し、一服感も。さらなる下値警戒水準としては61.8%戻し(133.48)近辺も。いずれ高値再更新となった場合には139円台から140円近辺を目指す流れとなる可能性も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場6/23終値とチャート

24日の国内金価格は-119円、1.36%安で5日ぶりの反落。過去最高値更新トライとダブルトップ解消トライに失敗。いつまでたっても8860円に届かなかった状態が示唆していたような展開に。9日移動平均線(8677)も下抜けて強気のパーフェクトオーダーも解消、短期トレンドも逆転目前という状態にも。目先、8600円前後の下値サポートを維持できれば8780円までのレンジで高値保ち合いへ。21日移動平均線(8577)と8580円割れへと向かえば調整局面拡大へ、8400円近辺までが当面の下値目安に。切り返して8780円の節目を上抜けるようなら高値更新再トライ、9000円の大台近辺までを目指す流れにも。
週間ベースでは+39円、0.45%の反発。

プラチナ価格は-93円、2.11%の続落。下げ渋りからの小反発が戻り売りのきっかけとなっての一段安、4400円の節目割れに伴う下落トレンド再加速。ゆるやかに上昇し続ける90日移動平均線(4321)も4週間ぶりに下抜け、短期下値目安4300円割れへと急接近。若干の下値余地を残しながらも、NYプラチナとドル円の下げ一服となりやすい状況に下支えされる可能性も。上方向へは4460円が当面の上限、突破できれば4600円を目指す流れにも。
週間ベースでは-83円、1.89%安で3週続落。3週続落は5月に続いて今年2度め。直近7週間では6週下落。
※参考:金プラチナ国内価格6/24とチャート

2022年6月24日(金)時点の相場
国内金8,659 円 6/24(金) ▼119(1.36%)
国内プラチナ4,317 円 6/24(金) ▼93(2.11%)
NY金1,829.8 ドル 6/23(木) ▼8.6(0.47%)
NYプラチナ904.4 ドル 6/23(木) ▼22.5(2.43%)
ドル円134.97 円 6/23(木) ▼1.24(0.91%)

6/23(木)のその他主要マーケット指標

ミシガン大インフレ期待は下方修正、消費マインドは過去最低 6/25(土)

4週移動平均10週連続増加、新規失業保険申請件数ボトムアウト 6/24(金)

2022年上半期・新興国通貨と日本円の対ドル為替推移 6/23(木)

急減する米中古住宅販売件数、価格上昇率は鈍化も依然高水準 6/22(水)

FRBのタカ派急傾斜を促進した共通インフレ期待指数「CIE」 6/21(火)


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