金プラチナ短期相場観

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年内利下げ見通し3回維持、3月FOMC後にNY金は急騰

更新日:2024年3月21日(木)

FOMC・FF金利予想中央値 2024年3月インフレ高止まりの影響で利下げペース減速の可能性も警戒されていたなかでの3月FOMC。
結果的に年内の利下げ見通し中央値では3回。前回12月予想と変わらずで一安心、この結果を受けてNY金は2160ドル近辺から2190ドル台へと急騰。
2025年、26年、さらには長期見通しまでFF金利予想としては小幅に上昇。来年以降の利下げペースはやや減速、という状態にもかかわらず、その後も上げ幅拡大となったNY金は2200ドル超へ。ドル安の流れが続くなかでの急騰でやや楽観的な動きのようにも。

ドットチャートで見ると、今年の予想に関しては19名のうち、利下げなしの現状維持予想が2名、0.25%×1回の利下げ予想が2名。2回の利下げ予想は5名。3回の利下げ予想が9名、4回の利下げ予想は1名。中央値では3回ながら、2回以下も合計9名。率にして47.4%。年末のFF金利予想平均値も4.809%となって前回から上昇。1名が心変わりすれば中央値も2回となる状況。
2025年以降は中央値でも平均値でも上昇し、バラつきもある状況で、今後のインフレ指標他、経済指標結果次第で変化しやすい状況に。

FOMC後には、市場予想でも年央の利下げスタート予想は上昇。この状況が維持されるなら、NY金も一定の高値水準維持ということにも。
ただし、再び年央の利下げ予想が後退するようなら、NY金の巻き戻し幅拡大となる可能性も。

NY金・日足チャート 2024/2/14 - 3/2020日のNY金は+1.3ドル、0.06%の小反発。FOMC直前は2160ドル近辺での小幅揉み合い推移、NY引け後のFOMC結果には、年内利下げ見通しが前回から変わらず3回となったことを好感する格好となって急騰、2160ドル近辺から2190ドル台へと30ドル超の大幅高。その後の時間外でも一段高となり、8日につけた過去最高値2303.0ドルを上回る2225.3ドルまで急騰、その後も2200ドル近辺での推移。日足レベルでは2160ドルの節目割れに伴う下値目安2140ドル程度に対しては2150ドル近辺までにとどまって切り返し。FOMCでの利下げ見通しが縮小するようなら2100ドル近辺までの下げ幅拡大も警戒された状態も巻き戻されて流れは逆行。上方向への節目2180ドル超えもほぼ確実な状況となり、これに伴う短期上値目標2210ドル台にも既に到達。目先、上ヒゲを残す形での最高値更新後の一服状態に。

NYプラチナ・日足チャート 2024/2/14 - 3/20NYプラチナは-1.7ドル、0.19%の小幅安で3日続落。930ドルの節目割れに伴う短期下値目安900ドルの大台前後に到達後の状態から、時間外には小幅に一段安も890ドル付近で下げ渋るとNY市場では900ドルの大台回復トライへ。NY引け後にはFOMC結果を受けてのNY金の急騰に追随、910ドル台へと一段高。日足レベルでは900ドルの目標到達で一服、下ヒゲを残して下げ止まり、という状態に。目先は20日移動平均線(910.5)超えを維持して水平状態の90日移動平均線(923.1)を回復できるかどうか。

ドル円・日足チャート 2024/2/15 - 3/20ドル円は38銭のドル高円安、0.25%高となって7日続伸。昨年11月15日(151.37)以来4ヵ月ぶり高値圏での一段高。7日続伸は昨年8月以来、7ヵ月ぶり。東京朝の150円80銭台から堅調推移、早々に151円台に乗せると151円30銭台まで小幅に急騰、午後には151円50銭台まで上昇し、欧州時間には151円70銭台、NY市場では151円80銭台まで上昇。150円60銭の節目上抜けに伴う短期上値目標152円台後半を目指す勢いの展開も、FOMCの直前で昨年高値(11月13日:151.91)手前で失速。それでも151円60銭近辺を維持してNY午後へ、FOMC結果を確認後には軟調推移。150円70銭近辺まで急落後には151円40銭台までの自律反発も、戻り売り。今朝の東京市場では150円台前半へ。昨年高値付近で失速したことで、2022年高値と合わせてトリプルトップを形成する形となっての一服状態に。このまま調整入りとなれは152円90銭近辺が当面の、強めのレジスタンスとなる可能性も。目先は2月後半の高値保ち合い水準、150円近辺を維持できるかどうか。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/20終値とチャート

21日の国内金価格は+299円、2.64%の大幅高で3日続伸。祝日を挟んで3営業日連続、今年10度めの過去最高値更新。11280円の節目上抜けに伴う短期上値目標11350円近辺にほぼ到達した状態から、日米金融政策会合を通過してそれなりの変動幅拡大への警戒感はあったものの、想定を大幅に上回る急騰。上げ幅としては今年の絶対値平均47円の6倍超、リーマンショック時の2008年9月18日(+296円、10.61%)を上回って近年最大、上昇率では昨年10月16日(+262円、2.66%)以来5ヵ月ぶりの急騰。水準としてはN計算値で算出される短中期の上値目標11422円も突き抜け、その次の目標水準となる12月高値(10819)から安値(10115)の200%戻し(11523)も突き抜け。想定可能な次の上値目安としては261.8%戻し(11958)近辺。当面の調整目安としては2月安値(10554)からここまでの23.6%戻し(11386)。

国内プラチナ価格は+28円、0.59%の反発。上下動を繰り返しながら上値も下値も切り上げる上昇トレンドが崩れた状態から、リスム感だけは維持しての反発も、上昇トレンド軌道に戻すまでには至らず。4770円の節目割れに伴う短期下値目安4700円の大台近辺にも届かず折り返し、上昇軌道の9日移動平均線(4762)との攻防状態となって下げ渋り。上方向には4850円超へと抜け出せば上昇トレンド再開、4920円近辺が短期上値目標に。下方向には4730円割れなら一段安へ、4690円近辺までが短期下値目安に。
金との価格差は6877円へと急拡大で過去最大を更新。
※参考:金プラチナ国内価格3/21とチャート

2024年3月21日(木)時点の相場
国内金11,643 円 3/21(木) ▲299(2.64%)
国内プラチナ4,766 円 3/21(木) ▲28(0.59%)
NY金2,161.0 ドル 3/20(水) ▲1.3(0.06%)
NYプラチナ899.4 ドル 3/20(水) ▼1.7(0.19%)
ドル円151.24 円 3/20(水) ▲0.38(0.25%)

3/20(水)のその他主要マーケット指標

堅調続く米製造業PMIは1年9ヵ月ぶり高水準 3/22(金)

年内利下げ見通し3回維持、3月FOMC後にNY金は急騰 3/21(木)

米住宅市場は堅調推移、インフレ高止まりを下支え 3/20(水)

米実質賃金上昇率は中央値比較でもプラス圏推移本格化 3/19(火)

マイナス金利解除を織り込み、米利下げペースは減速懸念台頭 3/18(月)


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