更新日:2026年3月10日(火)
短期的なインフレ懸念は一段と後退。
2月のNY連銀消費者調査では、1年先のインフレ期待は3.00%。1月から-0.09%、続落で13カ月ぶりの低水準。3年先は3.00%となり、13カ月ぶり低水準となった1月から+0.02%の小幅上昇。
1年先のインフレ不確実性は3.04%。2020年11月(2.97)以来、5年3カ月ぶりの低水準。3年先も5年4カ月ぶり低水準となり、インフレへの警戒感は後退。
自発的離職を意識する人の割合は15.93%。調査開始の2013年以降で最低となり、労働市場の先行き不透明感を示唆。
その一方で、向こう3カ月に債務の最低返済額を滞納すると予想する人の割合は11.62%。2年ぶり低水準となり、景気悪化はそれほど意識されていない様子も。
ミシガン大の1年先インフレ期待は2月確報値で3.4%となっており、これも13カ月ぶり低水準へと急低下。ただし5年先は3.3%となり、1月から変わらず。11カ月ぶり低水準となった12月(3.2)からは小幅上昇。
ミシガン大調査でも、NY連銀調査でも1年先のインフレ懸念は一段と後退。ただし数年先への警戒感は残る状況。
9日のNY金は先週末から-55.0ドル、1.07%の反落。週明け時間外序盤には中東情勢への警戒感から原油価格が急騰、NY原油が110ドル超へと急騰した流れを受け、インフレ懸念からの利下げ先送り懸念とドル高の流れに連れ、5210ドルの高値から5020ドル付近の安値まで急落して一服。5100ドル近辺に戻していったん落ち着くとロンドン・NY朝にかけては5100ドル台前半での保ち合いから5100ドル近辺へと収束。G7の緊急石油備蓄の共同放出議論やトランプ大統領のイラン攻撃早期終結示唆発言報道などから原油価格高騰も一服、NY原油がNY引け後には90ドル割れへと巻き戻した流れにも連れて市場の混乱も一服。NY金はNY引け後に5150ドル近辺へ。目先、5160ドルの節目を突破すると上値再トライで5280ドル近辺までが短期上値目標、5070ドルのサポート割れなら4980ドル辺りまでの一段安トライへ。
NYプラチナは+27.2ドル、1.27%の続伸で3月2日(2314.9)以来、1週間ぶりの高値。時間外序盤には株価や金の急落局面に連れて120ドル程の急落となって2020ドル割れ、これが安値となって切り返すと2100ドル超へと急反発。ロンドン・NY朝にかけては2100ドル台前半での保ち合い、NY市場では2100ドル台後半へ、NY引け後の高値では2190ドル台まで上昇。2160ドルの節目を突破する形となったことで一段高トライへと向かいやすい状況に、短期上値目標は2280ドル近辺まで。当面の下値サポートは2120ドル、割れると1980ドル近辺までを目安に一段安トライへ。
ドル円は-15銭、0.10%安で3日ぶりの反落。中東情勢緊迫化を背景に有事のドル買いと原油価格急騰に伴うインフレ懸念による利下げ観測後退への思惑も重なってドル高急伸。158円20銭近辺へと水準を切り上げて週明けをスタートすると原油価格に連れて158円90銭近辺まで上昇。これが高値となって午後には一服、G7の緊急石油備蓄の共同放出などの報道もあり、158円30銭台へと水準を切り下げ、欧州・NY朝にかけては小幅保ち合い推移。NY終盤にはトランプ大統領のイラン攻撃早期終結示唆発言を受けて157円60銭台まで下落。結果的に157円80銭の節目突破に伴う短期上値目標158円後半まで上昇して一服、巻き戻しの展開に。目先、158円後半再トライ余地も若干程度残しながら、157円ラインを下限に保ち合い傾向にも。157円割れの場合には155円台後半までの調整も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/9終値とチャート
10日の国内金価格は+323円、1.15%高で3日ぶりの反発。28330円の節目割れに伴う短期下値目安28000円の大台付近には少し届かず、前日の28110円付近までにとどまって巻き戻し。28550円の節目から9日移動平均線(28613)までが比較的強めのレジスタンスとなる可能性も、これを突破できれば一段高トライへ、28810円近辺までが短期上値目標に。逆に28110円の節目を割れると一段安トライへ、2月前半安値圏で21日移動平均線(27809)辺り、27800円近辺までが短期下値目安に。
プラチナ価格は+493円、4.34%高で3日ぶりの反発。短期下値目安11390円近辺到達後の自律反発の流れが加速。21日移動平均線(11565)をしっかり上抜け、短中期的にはこれがサポートとなる形で下げ渋る格好にも。目前に迫る12000円の節目を突破できれば9日移動平均線(12091)も上抜けへ、12120円程度までが短期上値目標に。ただし11360円の節目割れの場合には戻り売り局面再開、11200円近辺までを目安に一段安トライへ。
※参考:金プラチナ国内価格3/10とチャート
2026年3月10日(火)時点の相場
国内金:28,435 円 3/10(火) ▲323(1.15%)
国内プラチナ:11,862 円 3/10(火) ▲493(4.34%)
NY金:5,103.7 ドル 3/9(月) ▼55.0(1.07%)
NYプラチナ:2,168.9 ドル 3/9(月) ▲27.2(1.27%)
ドル円:157.66 円 3/9(月) ▼0.15(0.10%)
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