更新日:2026年3月21日(土)
アジア時間に急騰を繰り返し、最高値更新が続いたNY金は1月末に5500ドル超え。行き過ぎた流れが急速に巻き戻されての急反落を経て、一定の自律反発をこなした2月は5000ドル前後で小康状態に。米国のイラン攻撃を受けての安全資産買いによる急騰は限定的にとどまり、むしろ有事のドル買いに押されて巻き戻し、5100ドル台を中心に保ち合い傾向となった3月前半。ホルムズ海峡封鎖と原油価格高騰によるインフレ懸念で利下げ観測も後退し始めた3月半ば。FOMC後には利上げ観測も台頭して軟調局面再加速の様相に、アジア時間には下げ渋ってもNY市場で売り圧力が強まる展開となったNY金は近年最大の急落局面を形成。
20日のNY金は-30.8ドル、0.67%安で3日続落。1月9日(4500.9)以来、10週ぶりの安値。今年2番めの急落となった前日の下ヒゲを残しての反発局面は、この日のアジア時間も継続。4650ドル近辺から4700ドルの大台を回復、高値では4740ドル手前まで上昇して失速。ロンドン市場では4600ドル後半での揉み合いとなって下げ渋るも、NY市場では4600ドル割れへと急反落。年内1回の追加利下げを示唆したFOMC後には、年内据え置き予想が優勢となった市場予想の一部では年内利上げ予想も浮上してきたことで金の売り圧力再燃となって戻り売り、NY引け後には前日安値を下回って4500ドル割れへ。目先、反発方向へは4600ドルがレジスタンス候補、下方向には2月安値(4423.2)がサポート候補に。
週間ベースでは-486.8ドル、9.62%の大幅安で3週続落。3週続落は2024年11月以来、1年4ヵ月ぶり。週間下落率ではコロナショックの2020年3月9日からの週(-155.7ドル、9.31%)を超え、少なくとも2012年以降の近年では最大。
NYプラチナは+26.8ドル、1.38%高となって3日ぶりの反発。前日NY市場からの反発局面は時間外も継続、この日のアジア時間に2010ドル台まで上昇して一服。失速後のロンドン・NY市場にかけては2000ドルの大台を維持し切れず、金の急反落にも引っ張られる格好となって1900ドル半ばでの保ち合いからNY引け後には1920ドル近辺へ。2000ドルの大台に抵抗感を残し、実質上ヒゲのみでの安値引け。1940ドルの節目を回復できないようだと一段安へ、前日安値1850ドル近辺再トライへ。早期に2000ドルの大台回復ならいったん下げ止まりへ。
週間ベースでは-71.6ドル、3.51%安で3週続落。
ドル円は+153銭、0.97%の反発。前日NY午後につけた安値157円50銭近辺からの反発局面は東京朝もゆっくりと継続、158円付近で一服後には浅めの押し目を挟んで158円30銭台へと上昇。午後から欧州序盤にかけての小幅揉み合いを経て上昇基調再開、利下げ観測後退に利上げへの思惑も加わり、米10年債利回り上昇とドル高基調が強まり、159円を回復するとNY終盤には159円30銭台まで上昇。下値トライ一服後の反発局面が続き、157円70銭から159円90銭までが目先の主要レンジに。上限突破で介入警戒感高まるなかでも160円台へと水準を切り上げるようなら短期的には161円半ば辺りまで上昇する可能性も。逆に戻り売りとなって下限割れなら短期下値目安は156円割れへ。
週間ベースでは-50銭、0.31%安で5週ぶりの反落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/20終値とチャート
2026年3月21日(土)時点の相場
国内金:27,219 円 3/19(木) ▼724(2.59%)
国内プラチナ:11,374 円 3/19(木) ▼388(3.30%)
NY金:4,574.9 ドル 3/20(金) ▼30.8(0.67%)
NYプラチナ:1,970.5 ドル 3/20(金) ▲26.8(1.38%)
ドル円:159.24 円 3/20(金) ▲1.53(0.97%)
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