金プラチナ短期相場観 2025年6月

インフレ期待急低下、ミシガン大消費者信頼感指数は急回復
更新日:2025年6月14日(土)
米消費センチメントは急回復の兆しに。
ミシガン大消費者信頼感指数は6月速報で60.5。市場予想の53.6を大幅に上回り、2年9ヵ月ぶり低水準となった4月と5月の52.2からは急反発。1年5ヵ月ぶりの高水準。
前月から上昇するのは今年初で、+8.3ポイントは2024年1月(+9.3)以来、1年5ヵ月ぶりの急上昇。
現況指数も63.7で2年半ぶり低水準となった5月から+4.8、これも前月を上回る...
米生産者物価インフレも4ヵ月連続の予想下振れ、ドル一段安
更新日:2025年6月13日(金)
CPIに続いてPPIも予想を下回って米ドルは一段安。
米労働省発表の5月生産者物価指数、PPIは前年比+2.62%。市場予想の+2.6%にはほぼ一致。7ヵ月ぶり低水準の4月からは+0.1%、4ヵ月ぶりの反発で2ヵ月ぶりの高水準。
食品とエネルギーを除くコアPPIは前年比+3.03%。市場予想の+3.1%を下回り、4月からは-0.15%の続落で9ヵ月ぶりの低水準。
食品とエネルギー、貿易サービ...
米消費者物価、5月はコア指数が予想を下回ってドル売り
更新日:2025年6月12日(木)
米消費者物価インフレは4ヵ月連続で予想を下回ってドル売り。
米労働省が発表した5月の消費者物価指数、CPIは前年比+2.36%。市場予想の+2.4%にほぼ一致。4年2ヵ月ぶりの低水準となった4月からは+0.04%、4ヵ月ぶりの小反発で2ヵ月ぶり高水準。3ヵ月連続2.3%台で下げ渋り。
コアCPIは前年比+2.79%。市場予想の+2.9%を下回り、4年1ヵ月ぶり低水準となった4月からはわずかに+...
長期三角保ち合い上抜け、NYプラチナの短中期上値メド
更新日:2025年6月11日(水)
1年余りの攻防状態を経て、足掛け5年に渡る長期三角保ち合い上抜けに成功、したものと思われるNYプラチナ。
2021年後半以降は、コアレンジ1000ドル前後、概ね900ドルから1100ドル近辺の保ち合いを形成してきた格好にもなり、これを上抜け。
レンジ幅200ドルの保ち合いを上方ブレイクしたことから、保ち合い値幅分さらに上昇する可能性を想定すると、+200ドル。そうなれば1300ドル台、2021...
トランプ関税リスク緩和、NY連銀インフレ期待5月は急低下
更新日:2025年6月10日(火)
ロンドンで9日に行われた米中閣僚級の通商協議では、米国サイドからは好感触との状況が伝えられるのに対し、中国側からの情報は見当たらず。とりあえず2日めも継続の模様で協議結果への警戒感は継続。
その米中協議において、大幅関税引き下げ合意があった5月は米国の消費者のインフレ高騰への警戒感が緩和。
NY連銀の5月消費者調査では、1年先のインフレ期待は3.20%。1年7ヵ月ぶり高水準となった4月からは-...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン