金プラチナ短期相場観 2025年6月

国内金・プラチナともに高値更新後の調整一服、か一段安か
更新日:2025年6月30日(月)
イスラエルとイランの停戦合意で表面的にはリスクが後退したかに見える中東情勢、このまま停戦状態が続いて事態は収束へと向かうのかどうか。
交渉期限が迫るトランプ関税に係る通商交渉については9月までの延長か、あるいは交渉打ち切りか。
年後半の利下げ見通しを左右する米雇用統計は今回、独立記念日と重なるために発表は異例の木曜日。多少の悪化にとどまるかどうかが市場の波乱要因に。
2025年折り返しを迎え...
5月個人消費支出低調でドル安、コアPCE上振れでドル高
更新日:2025年6月28日(土)
米5月の個人消費支出は前月比+0.1%の市場予想に対して-0.1%と下振れ。しかし、個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は総合指数が市場予想どおり、コアPCEは予想を上回る結果に。
個人消費が予想外に低調となったことを受けてドル売りの反応。しかし、インフレは予想どおり加速、コア指数では予想以上にインフレ警戒感が高まったことで徐々にドル買い戻しへ。
5月のPCEデフレーターは前年比+2...
失業保険継続受給者数は増加トレンド加速?
更新日:2025年6月27日(金)
新規失業保険申請件数は予想を下回って前週からは1万件の減少で23.6万件。8ヵ月ぶり高水準となった2週前(25.0)からは2週連続減。
ただし、トレンドを示す4週移動平均では24.50万件で前の週からは0.08万件の小幅減にとどまり、1年10ヵ月ぶり高水準で高止まり。方向性としては、増加トレンド継続中の一服。
失業保険継続受給者数では増加傾向が継続。
6月雇用統計の調査対象週、14日まで...
米主要地区連銀・非製造業景況指数、6月は回復途上
更新日:2025年6月26日(木)
米主要地区連銀の非製造業景況指数。いずれも6月は反発、回復傾向を示唆。
今週発表されたフィラデルフィア連銀の非製造業指数は-25.0。4-5月にほぼ5年ぶり低水準となる-40付近で底打ちして6月は急反発。ただし8ヵ月連続マイナス圏推移と回復途上。
新規受注が2年2ヵ月ぶり低水準となり、インフレ関連指標はピークアウトも雇用は低調。
リッチモンド連銀のサービス業指数は-4.0。9ヵ月ぶり低水準と...
不確実性後退で期待高騰、ドイツIFO景況感は回復継続
更新日:2025年6月25日(水)
停戦合意後も双方から不穏な動きも見られたイスラエルとイランの衝突はトランプ大統領の貢献もあり、なんとか落ち着き始めた様子で不確実性後退、市場のリスク回避も巻き戻しへ。
同じタイミングで不確実性に覆われていたドイツ経済も、不確実性後退で6月のIFO景況感指数は上昇、回復基調継続へ。
ドイツの6月IFO景況感指数は88.4。市場予想の88.0を上回り、前月から+0.9で6ヵ月続伸、昨年5月(88....
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン



