量的緩和によって金相場はまだまだ上昇するとの予想も
更新日:2012年12月12日(水)
米銀行大手のバンクオブアメリカ(BOA)によれば、金やプラチナ(銀、銅なども)価格の上昇は来年も続き、他の商品を上回る上昇率になるだろう、との見通しを表明しています。欧米の量的緩和継続と供給逼迫がその理由。
FRBとECBによる大規模緩和策により、13年の金相場は2,000ドル、14年末には2,400ドルまで上昇、との予想も。
先日のゴールドマン・サックスの予想:
金相場は2013年にピーク到達の可能性?とは対照的です。
それだけ、今の金相場の状況や欧米の景気動向、インドや中国の需要と景気も含めて、かなり微妙な状態になってきていることも事実でしょう。
まずは本日の米FOMCでのQE4、追加緩和発表後の金相場の動きに注目です。
NY市場、金は4日ぶりの小反落も1,710ドル前後の動きに終始、1,700ドル台前半での揉み合いに。上値抵抗1,755ドル。下値目標1,650ドルには警戒。
プラチナは5連騰。1ヶ月前に設定したターゲット1,640ドル台にようやく到達。1週間前の1,580ドル台から1,640ドルまで60ドルの急伸となった5日のうち3回が1%超の上昇、うち2回が直近2日。例によってプラチナのボラティリティ急上昇で目標値をオーバーランする可能性も大。FOMCの結果を受けて金上昇に追随、プラチナは1,700ドル手前辺りまでの上昇も?逆もまたしかり、ですが。
国内、金価格はわずかに5日続伸。状況は変わらずで下落トレンドのバイアスは縮小方向。4,640円から4,830円のレンジ。
プラチナも5営業日続伸で10月5日以来の4,500円台に。上昇余地は最低でも4,550円、最大4,700円付近まで拡大。
※参考:
本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/12
2012年12月12日(水)時点の相場
国内金:4,711 円 12/12(水)
▲2(
0.04%)
国内プラチナ:4,507 円 12/12(水)
▲39(
0.87%)
NY金:1,709.6 ドル 12/11(火)
▼4.8(
0.28%)
NYプラチナ:1,640.0 ドル 12/11(火)
▲16.7(
1.03%)
ドル円:82.51 円 12/11(火)
▲0.17(
0.21%)
12/11(火)のその他主要マーケット指標
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