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米6月求人件数は2番めの高水準、離職率は過去最高で高止まり
更新日:2018年08月08日(水)
月次求人労働異動調査(JOLTS)求人件数 2018年6月米労働省が発表した6月の求人労働異動調査(JOLTS)で、求人件数は666.2万件。市場予想の662.5万件を上回り、5月の665.9万件からも小幅増、過去最高となった4月の684.0万件に次いで、過去2番めの高水準。
前年同月比では+8.77%となり、昨年6月から13カ月連続で前年比プラス推移となっています。

求人件数は2015年に550万件台に達し、過去最高を上回るとその後も多少の失速をはさみながらも過去最高の更新は続き、現状は650万件超の水準に達しています。トレンドを示す6カ月平均で見ると、6カ月連続の増加で651.7万件となり、4カ月連続で過去最高を更新しています。

求人率では過去最高となった4月の4.4%から5月に4.3%に低下、6月も4.3%での横ばい、過去最高水準付近での推移となっています。
また、採用率は11年2カ月ぶり高水準となった5月の3.9%から6月は3.8%に低下。
労働市場活性化の為に重要視される離職率は過去最高の2.3%を3月から4カ月連続で維持。

米労働市場は依然好調であり、雇用者数にはまだまだ伸びしろがあることが示され、転職者の賃金上昇率がそうでない人に比べてはるかに高い米国では、離職率の高止まりが続けば、今後の賃金上昇率加速につながる可能性もありそうです。

NY金・日足チャート 2018/7/3 - 8/77日のNY金相場はわずかに+0.6ドル、0.05%の小反発。NYダウが3日続伸で2月26日以来5カ月半ぶり高値、ナスダックは今年3度めの6日続伸で過去最高値付近となるなど米株の堅調推移は続き、日欧の株価もこれに追随する展開となり、VIX指数は1月12日(10.16)以来7カ月ぶり低水準とリスク選好の流れ。ユーロも対ドルでは6日ぶりに買い戻され、ドルインデックスも節目の95ポイント台で頭打ちとなっての調整。ドル安の流れを受けてNY金は一時1220ドル台半ばまで反発もNY午後には失速、1220ドル台を維持できず。NY引け後には1220ドル再トライへと下げ渋る動きも見られるものの、まだまだ上値も重そうな状態。微妙に上値を切り下げながら、下値トライへの警戒感は続く状況。

NYプラチナ・日足チャート 2018/7/3 - 8/7NYプラチナ相場は+5.1ドル、0.62%の反発。攻防ラインの20日移動平均線(830.1)を上抜けての反発の流れは、前日に続いて840ドルの節目を超えられずに失速。しかし、反落局面では20日移動平均線にサポートされて830ドル台を維持。微妙にレンジを縮小しながら、三角保ち合いからのブレイク待ちの状態が継続。上方向なら880ドル台を目指す展開へ、下方向なら今年最安値更新をかけた攻防へ。

ドル円・日足チャート 2018/7/4 - 8/7ドル円は前日からほぼ変わらず111円40銭近辺での横ばい推移。ドル安の流れが強まった欧州時間には一時111円割れを試す展開に、しかしNY市場にかけては米株高にも連れる形で111円半ばまで反発。日足では7月高値と6月末安値を起点とする三角保ち合いの先端付近に差し掛かかっており、ブレイク待ちの状態。112円手前の水準を上抜けると短期的な上値目標は起点付近となる113円台前半。111円を完全に割り込んだ場合には下側の起点付近109円台後半が短期目安水準に。週足レベルでは昨年11月高値と今年3月安値を起点とする三角保ち合いをいったん上抜けて失速した状態。さらに月足レベルでは2016年12月高値と2016年6月安値を起点とする三角保ち合いの上値抵抗線との攻防中。トータル的には上方向優勢のようにも見えるが。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場8/7終値とチャート

8日の国内金価格は+14円、0.3%の反発。1年7カ月ぶり安値水準で短期下値目安4630円台までしっかり下げたこと、月足・一目均衡表の雲の下限にもサポートされての反発。NY金が下値警戒感を抱えながらも動意縮小で下げ渋る展開となっていることにもサポートされる状態。一本調子での下落基調が続く21日移動平均線(4725)を上抜けるまでは下値警戒感を引きずる状態にも。引き続き安値更新となった場合には4600円の大台割れも警戒される状況。

プラチナ価格は+31円、0.98%の大幅反発。前日の大幅安を取り戻し、再び9-21日移動平均線(3179-3192)の抵抗水準との攻防へ。この水準をしっかり上抜けることができれば短期上昇トレンド形成で目標水準3300円台回復を目指す流れとなる可能性は高まるところだが、いかんせん金の軟調推移が続く限りはその勢いも削がれやすい状況でも。金との価格差は1463円となり、4月2日(1430)以来4カ月ぶりの水準まで縮小。
※参考:金プラチナ国内価格8/8とチャート

2018年08月08日(水)時点の相場
国内金:4,652 円 8/8(水) ▲14(0.30%)
国内プラチナ:3,189 円 8/8(水) ▲31(0.98%)
NY金:1,218.3 ドル 8/7(火) ▲0.6(0.05%)
NYプラチナ:831.4 ドル 8/7(火) ▲5.1(0.62%)
ドル円:111.40 円 8/7(火) ▲0.02(0.02%)
→8/7(火)のその他主要マーケット指標

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→伸び悩む賃金上昇率、3カ月平均では9年ぶり高水準 08/04(土)

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