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★金プラチナ短期相場観★

トランプ牽制にもドル高、国内金価格は2週間ぶり5000円割れ
更新日:2019年03月04日(月)
国内金価格 日足一目均衡表 2019年3月4日ハノイから帰ってきたトランプ米大統領は元顧問弁護士のマイケル・コーエン氏批判に続いてドル高とFRB批判。FRBがハト派転換後、一部では中立姿勢もほのめかすムードも漂い始めるなか「FRBには非常に強いドルを好む紳士が1人いる」、「他国との取引ができなくなるような強いドルは望んでいない」と暗にパウエルFRB議長を指して牽制。
また、米中協議は通商合意に向けて最終段階に入っており、米国が昨年から課している「対中関税の全てか大半が撤回される可能性が強い」との報道などもあり、週明けの為替市場はドル安でのスタート。ドル円では先週末から10銭超、111円70銭台まで下げる場面も。しかし、日経平均の200円高スタートにも連れる形で111円90銭台へと反発。時間外のNY金も先週末の1290ドル台前半から後半へと小反発スタートもやや頭打ち。
トランプ牽制にも負けず、ドル高優勢地合いとNY金の上値の重い状態も続いている様子も。

4日の国内金価格は-45円、0.89%の反落。NY金の1300ドル割れに伴い水準を切り下げる展開を余儀なくされ、2週間ぶりの5000円割れ。短期的な下値目安4970円近辺まで若干の下値余地も残る可能性。為替のボラティリティが高まり始めており、月初の米指標などをきっかけに上下に振れやすい展開にも。米10年債利回りの上昇基調はドル円のサポートとなる反面、今年高値2.8%付近に近づいており、これが抵抗線となる可能性も。そうなれば反落でドル円も伸び悩み、上抜けた場合には3%に向けて一段高も予想されて円安サポートにも。軟調推移のNY金に連れて国内金価格も下方向に行き過ぎの展開となれば2月安値4930円辺りまでが意識され、上方向には5060円台が当面の抵抗水準に。

一目均衡表では、転換線(5038)を下回った以外は強気相場を維持。8月以降の上昇チャネルに沿った上昇トレンドは、上限ラインを超えて行き過ぎた流れが巻き戻され、チャネル内に戻ってきた状態。目先は基準線(4964)、チャネル下限ライン(4950円付近から上昇)、遅行線が価格ラインに支えられる可能性もある4950円近辺が強めのサポート水準として作用する可能性も。
ただし、この水準でサポートされない場合には3月20日のFOMC前後に向けて、雲の上限が通過する4900円近辺が下値目安にも。

国内プラチナ価格 日足一目均衡表 2019年3月4日プラチナは2月後半の急騰で一目均衡表の分厚い雲を突き抜け、三役好転の強気相場入り。目先のサポート水準としては転換線(3225)と遅行線が相対する雲の上限(3226)辺りまで。買われ過ぎ状態が続いた場合、2016年以降の安値水準であり、2018年後半からは上値抵抗線に切り替わった可能性もある重要水準、3400円ラインとの攻防にも。

4日のプラチナ価格は-31円、0.93%安となって6日ぶりの反落。NYプラチナは先週末水準860ドル台前半での小動きスタートとなり、調整一服の様相にも。ただし、国内価格のRSIは1年超ぶりの86.9で高止まりの状態にあり、もう一段の調整余地も。下方向には1月安値から3月高値までの23.6%戻し(3247)辺りまでが目安にも。上方向に高値再更新となれば昨年11月高値保ち合い圏、3370円台までが次の上値目安にも。
2月15日には1976円まで拡大していた金との価格差は1686円まで300円弱の急縮小、12月4日以来3カ月ぶりの水準に。
※参考:金プラチナ国内価格3/4とチャート

2019年03月04日(月)時点の相場
国内金:4,984 円 3/4(月) ▼45(0.89%)
国内プラチナ:3,298 円 3/4(月) ▼31(0.93%)
NY金:1,299.2 ドル 3/1(金) ▼16.9(1.28%)
NYプラチナ:863.7 ドル 3/1(金) ▼11.5(1.31%)
ドル円:111.92 円 3/1(金) ▲0.53(0.48%)
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