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ユーロ圏総合PMI、3ヵ月連続1位アイルランドだけが伸び悩み
更新日:2021年07月06日(火)
ユーロ圏総合PMIランキング 2021年6月6月ユーロ圏総合PMIは59.5となって15年ぶりの高水準。速報値の59.2から上方改定され、5月からは+2.4ポイントで5ヵ月続伸、節目50超は4ヵ月連続。サービス業PMIも速報値の58.0から58.3へと上方改定されて13年11ヵ月ぶり高水準。5月からは+3.1で5ヵ月続伸、50超は3ヵ月連続。
製造業PMIが高水準を維持し、足下で急騰するサービス業PMIが総合PMIを押し上げる構図で3指標全てが速報値からの上方改定で一段高、という状態。
ワクチン接種拡大とともに消費需要拡大、インフレ懸念も抱えながらも楽観見通しも拡大傾向がとまらない状況に。

ユーロ圏経済は夏に向けてさらなるフル回転で好調持続も予想され、総合PMI調査対象国のほとんどが数年から数十年ぶり高水準へと高騰が続くなか、3ヵ月連続でランキング1位の国だけが、6月は伸び悩みとなったようです。

<ユーロ圏総合PMIランキング2021年6月>
1:アイルランド=63.4=過去最高となった5月から-0.1で5ヵ月ぶりの低下、4ヵ月連続50超、3ヵ月連続1位。
2:スペイン=62.4=21年4ヵ月ぶり高水準、前月比+3.2で5ヵ月続伸、4ヵ月連続50超、4月の3位から2ヵ月連続2位。
3:ドイツ=61.1=10年3ヵ月ぶり高水準、前月比+3.9で続伸、12ヵ月連続50超、3月から1-2-4-3位。
4:イタリア=58.3=3年5ヵ月ぶり高水準、前月比+2.6で続伸、5ヵ月連続50超、3月から3-5-5-4位。
5:フランス=57.4=3年5ヵ月ぶり高水準、前月比+0.4で4ヵ月続伸、4ヵ月連続50超、3月から5-4-3-5位。

ユーロ圏の数値とともに、イタリアとフランスだけが60台に届かず、ハイレベルな最下位争いが続きます。

5日は独立記念日の振替休日でNY市場が休場。3日続伸後に1780ドル台半ばで週を折り返したNY金は週明け時間外にもう一段上値を試す展開。ロンドン時間に1790ドル台へと小幅に水準を切り上げると一時1790ドル台半ばまで上昇。しかし、保ち合いレンジ上限1790ドル超では上値も重く、1790ドル維持をかけた攻防状態は翌日時間外へと持ち越し。このまま6日NY市場まで1790ドル超を維持できれば保ち合い上抜けとなって一定の反発局面形成へ、1800ドルの大台で躓かなければ1820ドル近辺までが短期上値目標に。

NYプラチナも小幅に3連騰後、1090ドルの攻防状態でスタートした週明け時間外は上値トライ継続の様相に。ロンドン市場では1100ドルの大台ラインとの攻防を経て一時1100ドル台半ばまで上昇。しかし1110ドルの節目を突破する程の勢いはなく、1090ドル割れへの反落をはさんで1100ドルの攻防再開へと、相変わらず不安定な状態での上値トライ。1110ドルの節目上抜けに成功なら一段感の展開へ、1130ドル近辺までが次の上値目標。

ドル円・日足チャート 2021/6/1 - 7/5ドル円は7銭程のドル安円高、0.06%の小幅続落。東京市場朝には111円10銭台へと反発の兆しも、これがこの日の高値となって東京時間は上げ渋り、欧州時間にはユーロドル上昇などにも連れてドル安の流れとなって111円を割れると一時110円80銭近辺まで下落。反発局面では111円に届かず、閑散状態のNY時間には110円90銭近辺での揉み合いに終始。雇用統計後にドル高の巻き戻しとなった流れがゆるやかに継続の様相となり、111円の抵抗感が徐々に強まる状況にも。ドル安方向への流れが続いて110円40銭の節目を割り込むようだと一段安の展開へ、109円割れを試しに行くような展開にも。一方でFOMC議事要旨でタカ派発言が予想以上に目立つなどするとドル高方向へと切り返す展開にも。111円60銭の節目を上抜けるようなことがあれば4月以降の中期上昇トレンド継続で短期上値トライ再開、昨年高値112円20銭台近辺までが短期上値目標に。

6日の国内金価格は+12円、0.17%高で4日続伸。6月17日(7050)以来、半月ぶり高値圏での推移で短期トレンドもほぼ好転状態へと移行中。6940円の節目上抜けに伴う短期上値目標7000円前後も射程圏内ながら、反発の勢いも失速気味に。雇用統計後のドル安金高の流れもやや疑心暗鬼のなかで方向感も明確にはなり切れない様子も。7000円前後の水準から7100円台までは5-6月にかけて上りも下りもほぼノンストップで通過した真空地帯。7000円前後の短期上値目標到達の場合、その上はしっかり押さえられる可能性と、行き過ぎの展開となった場合には、6月高値から安値の半値戻し(7082)から61.8%戻し(7142)辺りまでが意識されるような展開となる可能性も。

プラチナ価格は+32円、0.75%高で3日続伸。6月28日(4321)以来、1週間ぶり高値となって右肩下がりの21日移動平均線(4293)もわずかに上抜け。そして5月18日(4744)を起点とする右肩下がりの抵抗線も4度めのトライで上抜け。目先は4320円台の節目が意識され、これを上抜けると一段高の展開へ、短期上値目標は4380円台辺りまで。確率は下がるものの、4320円台の節目上抜けでN計算値を適用すると短中期的に4440円台までが意識される可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格7/6とチャート

2021年07月06日(火)時点の相場
国内金:6,977 円 7/6(火) ▲12(0.17%)
国内プラチナ:4,294 円 7/6(火) ▲32(0.75%)
NY金:1,783.3 ドル 7/2(金) ▲6.5(0.37%)
NYプラチナ:1,087.7 ドル 7/2(金) ▲6.8(0.63%)
ドル円:110.96 円 7/2(金) ▼0.07(0.06%)
→7/2(金)のその他主要マーケット指標

←雇用指数の6月急低下、ISM非製造業景況指数でも 07/07(水)
→2021年折返し、年間平均と価格中央値にサポートされた金価格 07/05(月)
→早期テーパリング観測後退、6月雇用統計が示す労働市場の歪 07/03(土)
→ユーロ圏製造業PMI、6月まで4ヵ月連続で過去最高を更新 07/02(金)

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