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ADP雇用改訂値もコロナ前の雇用を回復、伸びは急減速
更新日:2022年09月01日(木)
ADP雇用者数・総数推移 2022年8月7月までの雇用統計の好調ぶりが意識されてややハードルが上がってしまっていた感も。リニューアルされて3ヵ月ぶりに発表されたADP雇用リポートでは、8月の雇用者数は前月から13.2万人の増加となり、市場予想の+30万人程度を大幅に下回る結果に。
NFPとの乖離幅が大きくなり過ぎて期待感も剥落しつつあったこともあり、市場反応も極めて限定的となったものの、とりあえず米国の私的雇用者数の総数推移では節目超え。

ADP雇用総数では、2020年2月時点で1億2145万3千人に達して過去最高を更新。コロナショックでの急減からの回復基調では、指標発表休止中の7月時点で1億2143万9000千人まで回復し、今回8月分で1億2157万1000人。ようやくコロナ前の水準を回復して過去最高を2年半ぶりに更新。
雇用統計での非農業部門雇用者数の総数では、2020年2月には1億5250万4千人。これが2022年7月時点で1億5253万6千人となってコロナ前の水準を回復、過去最高を2年5ヵ月ぶりに更新。
総数推移の状況はNFPもADPもほぼ一致。

ただし、NFPの前月比6ヵ月平均は7月時点で+46.5万人。これに対して改定後のADPの6ヵ月平均は7月時点で+37.7万人。8月には+33.7万人。
週末の8月雇用統計での非農業部門雇用者数の前月比予想もにわかに急低下、7月の前月比+52.8万人から8月予想は+30万人程度が大勢となってきたようです。
ADPの結果との乖離状況も、気になるところです。

なお、前日の米7月求人件数が予想外に増加し、失業者1人当たりの求人件数は1.98件台となって過去2番めの高水準となり、労働需給ひっ迫状態がより鮮明となっていました。これが賃上げを誘発しやすくなり、インフレ圧力につながる、という構図にもなっています。
労働需給ひっ迫は、労働参加率の低下や、経験・スキルなどのミスマッチなどが主な要因との見方が有力ですが、改訂後のADP雇用の推移を見ると、利上げ継続に伴う今後の景気減速も考慮し、採用ペースがより保守的にシフトしているという見方もあるようです。

NY金・日足チャート 2022/7/28 - 8/3131日のNY金相場は-10.1ドル、0.58%安で4日続落。7月27日(1719.1)以来、5週間ぶりの安値。1730ドル台半ばで小幅揉み合いとなったアジア時間に1738ドルの高値をつけて戻り売り、ロンドン序盤にはドル高の流れで小幅に急落。1720ドル近辺で下げ渋るとNY午前には1730ドル台へと反発する場面もあったもののNY午後には再び軟調推移、米10年債利回りが2ヵ月ぶりに3.19%台まで上昇した流れにも押される形でNY引け後には1720ドル割れを試す展開に。この日もクリーブランド連銀メスター総裁の高金利継続を支持する発言もあり、想定以上の高金利長期化懸念が重くのしかかる状態にもなりつつあり、過熱感を高めながらも週末の雇用統計への警戒感とともに短期行き過ぎ警戒水準、7月安値圏1700ドル近辺までがチラつく状況にも。
月間ベースでは-55.6ドル、3.12%安で5ヵ月続落。5ヵ月続落は2018年9月以来、ほぼ4年ぶり。

NYプラチナ・日足チャート 2022/7/28 - 8/31NYプラチナは-5.1ドル、0.61%安で4日続落。7月14日(817.3)以来、7週間ぶりの安値。830ドル付近での小幅揉み合いから、アジア時間には840ドル台まで反発して失速。この水準は7月の安値保ち合い上限にも相当し、今後の節目水準候補にも。ロンドン市場では830ドルを割れて820ドル台前半まで下落、NY市場での反発局面も830ドル台半ばまでにとどまるとNY引け後には820ドル割れをかけた攻防状態に。高金利長期化懸念に伴う米株安基調にNY金の軟調局面延長の兆しにも追随し、過熱感からの自律反発も想定しながらも上値の重い展開に。意識される行き過ぎ警戒水準は7月安値圏、800ドルの大台付近まで、二番底をつけに行く可能性も。
月間ベースでは-62.8ドル、7.06%安で3ヵ月続落。

ドル円・日足チャート 2022/7/28 - 8/31ドル円は15銭のドル高円安、0.11%高で4日続伸。終値ベースでは7月14日の今年高値(138.92)をわずかに上回って1898年8月31日(139.30)以来、ちょうど24年ぶりのドル高円安水準。東京朝の138円80銭台から欧州序盤の138円20銭台まで軟調推移、前日と同じような展開となって欧州時間には138円90銭付近まで反発。NY市場では138円台後半で売り買い交錯、NY終盤には米10年債利回りが3.19%台へと急上昇した流れに追随、139円回復トライへ。今朝の東京市場では10年債利回りの3.2%台への一段高とともに今年最高値を更新、139円60銭台まで上昇。大幅利上げ継続と高金利長期化観測にサポートされての長期金利上昇とドル高円安基調再燃。雇用統計を待たずして140円トライの様相にも。
月間ベースでは+5.72円、4.29%の反発。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場8/31終値とチャート

1日の国内金価格は-25円、0.3%の続落で8月16日(8322)以来、半月ぶりの安値。2週間前にはサポートされた上昇軌道の21日移動平均線(8400)を1ヵ月ぶりに下抜け、8420円の節目割れに伴う短期下値目安8360円程度にほぼ到達。6月高値を起点に上値を切り下げてきた中期三角保合い上限ラインを上抜けつつあった流れも巻き戻されていったんは失敗。短期的な下げ一服からの上抜け再トライへの可能性も残しながらも、NY金の軟調局面継続となればもう一段の下値トライへの警戒感も。次の下値サポートは8320円、これを割り込むようだと今年1月安値(7244)と4月高値(8860)の38.2%戻し(8243)から8200円近辺までの中期重要水準を下抜けるような展開にも。

プラチナ価格は-26円、0.63%の続落で1月31日(4056)以来、7ヵ月ぶりの安値。4110円の節目割れに伴う短期下値目安、7月安値(4070)近辺に到達。今年2月以降の安値圏で中期的に重要なサポート水準4100円前後を下抜けた状態となり、早期回復できなければ中期的な主要レンジの下方シフトを試すような展開となる可能性も。中期レンジ維持と短期地合い回復に向けては4100円超えが必須、4150円の節目を突破できれば4200円台回復を目指す流れへも。
※参考:金プラチナ国内価格9/1とチャート

2022年09月01日(木)時点の相場
国内金:8,367 円 9/1(木) ▼25(0.30%)
国内プラチナ:4,069 円 9/1(木) ▼26(0.63%)
NY金:1,726.2 ドル 8/31(水) ▼10.1(0.58%)
NYプラチナ:827.0 ドル 8/31(水) ▼5.1(0.61%)
ドル円:138.95 円 8/31(水) ▲0.15(0.11%)
→8/31(水)のその他主要マーケット指標

←米製造業は想定外の底堅さ、1ドル=140円は想定外の早期到達 09/02(金)
→ユーロ圏8月景況感、主要8ヵ国で上昇2ヵ国、節目100超は1ヵ国 08/31(水)
→PCEインフレ要因、需要は2%割れも供給サイドは3%台で高止まり 08/30(火)
→タカ派鮮明でドル高円安再開、痛みを伴えば金の下げも限定的に? 08/29(月)

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