NY連銀サービス業も9月は低調、販売価格見通しは高騰
更新日:2025年09月20日(土)

今週発表されたNY連銀サービス業活動指数は-19.4。8月から-7.7の続落で5ヵ月ぶりの低水準。
9月が低調となったのは
製造業と同様。ただし製造業景況指数が時折りプラス圏へと浮上する上下動での低迷に対し、サービス業は昨年10月以降、12カ月連続のマイナス圏推移と低迷状態が継続。
支払価格指数は3ヵ月連続の小幅低下も60ポイント台で高止まり、販売価格指数は4ヵ月続伸で2年半ぶり高水準。雇用指数は3ヵ月ぶりマイナス圏で半年ぶり低水準。
インフレ高止まりで雇用が低調、という状況は製造業と同様。
この状況を受けて期待指数も足下では低調、という状況も製造業と同様。
また、販売価格見通しが3ヵ月続伸で3年3ヵ月ぶり高水準へと高騰。
関税の価格転嫁の可能性、警戒感を示唆している状況は製造業とも同様。
フィラデルフィア連銀の製造業とも同様。

19日のNY金は+27.5ドル、0.75%高で3日ぶりの反発。時間外序盤には3670ドル台後半から3660ドル台半ばまで下押し、前日安値手前で切り返すと3690ドル台へと反発。その後ほぼ3680ドル台での保ち合いで時間外を通過するとNY市場では長期金利低下とドル安局面に連れて3700ドルの大台回復トライ、NY午後には大台を回復、NY引け後には3710ドル台後半へと一段高トライ。浅めのサポート3670ドルでの足場固めを経て切り返す形となり、結果的にFOMC直前の水準を回復。3670ドルから3730ドルまでに保ち合いレンジを上方圧縮する形となって9月後半へ。3730ドル超へと抜け出すことができれば短期上値目標は3770ドル近辺まで、3670ドル割れへと崩れるようだと3610ドル近辺までが調整目安に。
週間ベースでは+19.4ドル、0.53%高で5週続伸。5週続伸は2月以来、7ヵ月ぶり。

NYプラチナは+16.3ドル、1.16%の続伸。ほぼ1390ドル台での小幅保ち合いで時間外を通過するとNY市場ではNY金の上昇局面に追随して反発局面再開、NY午後には1410ドル台へ、NY引け後には高値で1420ドル台まで上昇。1370ドルから1420ドルまでのレンジでの保ち合い継続、上限との攻防状態に。次週、これを上抜けることができれば一段高トライへ、9月高値を更新して今年高値圏、1500ドル付近を目指すような流れとなる可能性。上抜けトライ失敗で下限割れの場合には下値トライへ、1280ドル近辺までが下値目安に。
週間ベースでは+4.8ドル、0.34%高で7週続伸。7週続伸は少なくとも2012年以降の14年間では最長。

ドル円はわずかに-4銭、0.03%の小幅安で3日ぶりの反落。東京時間午前は148円を挟んでの小幅揉み合い、日銀会合では予想通り政策金利は据え置きも反対票2名が利上げを支持したこと、ETFの売却開始を決定したことなどを受けて147円20銭近辺まで急落。自律反発局面では東京市場終了時に147円後半を回復、植田日銀総裁会見がややハト派的となったこともあり、欧州時間には148円回復トライ、NY朝には一時148円20銭台まで上昇。147円70銭の節目上抜けに伴う短期上値目標153円台を目指す流れは継続へ、ただし9月初旬までの保ち合い上限148円半ばがレジスタンス候補、目先の攻防ポイントに。
週間ベースでは+29銭、0.20%の小幅高で4週続伸。4週続伸は5月以来、4ヵ月ぶりで今年2度め。
※参考:
金プラチナ相場とドル円 NY市場9/19終値とチャート
2025年09月20日(土)時点の相場
国内金:18,956 円 9/19(金)
▲16(
0.08%)
国内プラチナ:7,204 円 9/19(金)
▲113(
1.59%)
NY金:3,705.8 ドル 9/19(金)
▲27.5(
0.75%)
NYプラチナ:1,416.5 ドル 9/19(金)
▲16.3(
1.16%)
ドル円:147.96 円 9/19(金)
▼0.04(
0.03%)
9/19(金)のその他主要マーケット指標
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