1年前から様変わり、金も株も政治も経済も?
更新日:2025年10月27日(月)
この1年で様変わりしたのは、NY金が2千ドル台後半から4千ドル超、国内金価格も1万円台前半から2万円超、日経平均も3万円台後半から5万円トライへと価格水準が近年稀に見る急騰となっただけでなく、国内の政権支持率も急騰。国内外からの期待値も予想以上の高騰状態でスタートした新政権。週末にはマレーシアでのASEAN首脳会議への弾丸ツアーと、そのさなかでの日米電話会談を経て今週、28日には来日するトランプ大統領との日米首脳会談。週後半にはソウルのAPEC首脳会議で日韓、日中首脳会談も?その間、市場が注目するのはFOMCと日銀金融政策会合。
新たな局面を迎える可能性もある国内政治と経済動向。と同時に株価も金価格も新たな局面を迎えているようです。長期的にも、短期的にも?
NY金は週末の4120ドル台から週明け時間外には一時4070ドル付近まで急落後に4100ドル台へと反発。NYプラチナは1580ドル台まで下落後に1600ドル台へ、週末から続く大台維持をかけた攻防中。ドル円は週末の152円80銭台から153円10銭台へと上昇スタート後に153円割れへと失速。

27日の国内金価格は先週末から-270円、1.22%安で3日ぶりの反落。9日移動平均線(22329)手前で失速、最高値(23179)から22日(21639)の急落幅の38.2%戻し(22227)にも少し届かず。軟調局面継続で流れとしては戻り売りの様相にも、21630円の節目を割れると21540円辺りまでの一段安も。逆に22190円超へと切り返す展開となれば高値圏再トライへ、22300円台回復が短期上値目標に。
一目均衡表では転換線(22409)を下抜けて三役好転崩れ。ただし基準線(21060)を大きく上回り、これが当面のサポート候補にも。中期的には8月20日(17221)から10月最高値(23179)までの急騰幅に対する23.6%戻し(21773)を達成して一服、とならなければ38.2%戻し(20903)辺りまでが意識される可能性も。高値保ち合い形成か、戻り売りかは23.6%ラインが重要な攻防ポイントに。

プラチナ価格は-226円、2.55%安で3日ぶりの反落。8740円の節目突破に伴う短期上値目標8860円近辺に対しては週末の8848円まで、あとわずかのところで失速すると一度は上抜けた9日移動平均線(8668)を再度下抜け。10月前半の保ち合い形成水準8800円半ばから後半が抵抗帯となって跳ね返された格好にも。8850円超へと切り返すことができれば抵抗帯を突破して最高値圏再トライへ、9030円辺りまでが短期上値目標に。右肩上がりの21日移動平均線(8559)が目先のサポート候補に。
一目均衡表では攻防状態が続いた転換線(8645)をわずかに下抜けて三役好転崩れ。ただし基準線(8085)を大幅に上回る水準での推移が継続中。中期的には8月20日(6748)から10月最高値(9078)までの急騰値幅の38.2%戻し(8188)付近までの急落で切り返し、それなりの調整をこなした格好にも。目先、転換線が重要な攻防ラインにも。
※参考:
金プラチナ国内価格10/27とチャート
2025年10月27日(月)時点の相場
国内金:21,911 円 10/27(月)
▼270(
1.22%)
国内プラチナ:8,622 円 10/27(月)
▼226(
2.55%)
NY金:4,137.8 ドル 10/24(金)
▼7.8(
0.19%)
NYプラチナ:1,601.6 ドル 10/24(金)
▲4.9(
0.31%)
ドル円:152.89 円 10/24(金)
▲0.31(
0.20%)
10/24(金)のその他主要マーケット指標
ドイツIFO景況感指数、期待だけで10月は上昇、現況は悪化 10/28(火)
臨時発表の米9月CPI、コアCPIは鈍化基調で利下げへ 10/25(土)
中古住宅販売は増加、中古住宅価格もゆるやかに上昇 10/24(金)
1ヵ月ぶりの続落も下げ渋り、NY金は調整局面入り? 10/23(木)
最近よく読まれた記事
明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン