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ダラス、リッチモンド連銀とも10月製造業は低調ながら回復へ
更新日:2025年10月29日(水)
リッチモンド連銀×ダラス連銀 製造業景況指数+期待指数 2025年10月リッチモンド連銀でも製造業は予想以上に回復。
10月のリッチモンド連銀製造業指数は-4。市場予想の-12を上回り、前月からは+13の急反発で8ヵ月ぶり高水準。
新規受注も雇用もマイナス圏推移と低調ながら、いずれも9月からは上昇、期待指数も13となり、前月比+13の急反発で8月と並び、3月以降の8ヵ月で最高タイ。
前日発表されたダラス連銀製造業活動指数も10月は市場予想-6.2に対して-5.0。前月からは+3.7で3ヵ月ぶりの反発。3ヵ月連続マイナス圏推移も回復基調失速から持ち合直しの兆し。
生産は横ばい、新規受注と雇用は前月から上昇。ただし、期待指数は続落で5ヵ月ぶり低水準。

中旬に発表済のNY連銀も予想以上に反発、フィラデルフィア連銀だけが予想外の失速。
10月の米主要地区連銀の製造業は、概ね低調ながらも回復傾向、という状況。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年10月28日28日のNY金は-36.6ドル、0.91%安で3日続落。10月9日(3972.6)以来、3週間ぶりの安値。3日続落は8月19日以来、2ヵ月ぶり。前日NY市場から続いた4000ドルの大台維持をかけた攻防はアジア時間に4030ドル台の高値を付けて戻り売りへ、大台を割れると3950ドル割れへと一段安。ロンドン市場でつけた安値は3900ドルの大台付近、一段安トライ一服の様相となったNY市場では3980ドル台まで反発。長めの下ヒゲを残し、4060ドルの節目割れに伴う短期下値目安4000ドルの大台付近に到達後の一段安トライも一時的となって巻き戻し、水準的にも8月20日安値(3353.4)から10月最高値(4398.0)の38.2%戻し(3999.0)達成後に半値戻し(3875.7)トライも38.2%ライン方向へと巻き戻し。3900ドルの大台近辺までの再トライ余地も残しながら、一服感も。4000ドルの大台が反発に向けた攻防ラインにも。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年10月28日NYプラチナは+1.3ドル、0.08%の小反発。アジア時間には1580ドル台での保ち合いが徐々に崩れて軟調推移、前日安値1560ドルを割れると1500ドル付近まで一段安。10月22日(1481.2)以来1週間ぶり安値をつけて切り返すとロンドン・NY市場にかけて1590ドル台まで急反発。長めの下ヒゲを残し、1500ドル前後ではトリプルボトムをつける形となって底堅さも確認。引き続き1510ドルから1610ドルまでを主要レンジに反発トライのチャンスをうかがう展開にも。上限超えなら1670ドル近辺までが短期上値目標に。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年10月28日ドル円は-79銭、0.52%の下落。東京朝の152円80銭台が高値となって軟調推移、152円前半へと水準を切り下げると午後には152円割れ、151円70銭台まで下落。日米首脳会談や財務相会談などへの警戒感もあり、直接的な円安けん制発言こそなかったものの米財務省が声明で為替に触れたことも下押し圧力に。欧州・NY時間にかけては152円を挟んでの保ち合いに終始。片山財務相が金融政策に関する協議の有無を否定したのに対し、ベッセント米財務長官が金融政策への言及を表明したことへの警戒感も。今朝もベッセント長官は日本政府による日銀への圧力を抑制すべきとの趣旨の発言もあり、米財務省が日銀の利上げを推奨し、円安回避を望んでいることも明らかに。結果的に152円半ばの節目突破に伴う短期上値目標153円後半を目指す流れは月曜日の153円20銭台までにとどまって折り返し。153円ラインが目先の上限となり、150円半ばまでが主要レンジに。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/28終値とチャート

29日の国内金価格は-185円、0.86%安で3日続落。10月7日(21076)以来、3週間ぶり安値圏での一段安。3日続落は6月20日以来、4ヵ月ぶり。10月安値となった2日(20003)から21日の最高値(23179)までの急騰幅に対する61.8%戻し(21216)を達成し、調整一服には都合の良い水準。都合よく下げ止まらなければ76.4%戻し(20753)、さらにN計算値による一段安目安20641円などが意識される可能性も。

プラチナ価格は+63円、0.75%高で3日ぶりの反発。短期的には22日の8211円をボトムに20日の8393円、28日の8432円とでトリプルボトムを形成する格好となって下げ渋り。目先、8430円割れへと向かえば一段安トライとなって短期下値目安は8220円近辺まで。ダブルボトム形成となって下げ渋るか、トリプルもダブルも崩れて一段安へと向かうか、という展開にも。地合い回復に向けては9-21日線(8593-8580)上抜けは必須。
※参考:金プラチナ国内価格10/29とチャート

2025年10月29日(水)時点の相場
国内金:21,210 円 10/29(水) ▼185(0.86%)
国内プラチナ:8,495 円 10/29(水) ▲63(0.75%)
NY金:3,983.1 ドル 10/28(火) ▼36.6(0.91%)
NYプラチナ:1,584.8 ドル 10/28(火) ▲1.3(0.08%)
ドル円:152.10 円 10/28(火) ▼0.79(0.52%)
→10/28(火)のその他主要マーケット指標

←4000ドル回復も束の間、12月利下げ観測後退でNY金は急反落 10/30(木)
→ドイツIFO景況感指数、期待だけで10月は上昇、現況は悪化 10/28(火)
→1年前から様変わり、金も株も政治も経済も? 10/27(月)
→臨時発表の米9月CPI、コアCPIは鈍化基調で利下げへ 10/25(土)

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