mileurista。スペインで使われる低所得者を表す言葉。スペイン語の「mil:ミル:千」、「euro:ユーロ」、「ista:人」を組み合わせた造語で月収1,000ユーロ以下の低所得者を指す。スペインで2005年頃から使われ始めたとも言われるが、失業率の悪化がとまらない昨今の南欧事情を反映して、スペインメディアが最近再び使い始めている様子。
スペインの失業率は欧州でも最悪レベルで、2012年1-3月期には24%台に達しており、過去最悪だった1994年1-3月と同レベル。EU圏平均の倍以上の数字はギリシャと双璧をなす。
とりわけ若年層の失業率が社会問題となっており、その数字は50%を超える。(EU圏でも22%台と高いが)
こんな状態で職にありつけてもミレウリスタのような状態で、一人暮らしすらできない若者がスペインには大勢いるようだ。
この傾向は南欧全体に見られるようで、ここでもユーロ問題の根深さがわかる。
最終更新:2012年06月10日