金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

世界同時株安状態のなか意外に底固さが目立つ金

更新日:2012年5月31日(木)

スペインとイタリアの国債利回りが一段と上昇し、世界同時株安となった昨日、投資マネーは米国債、ドイツ国債などへの逃避が拡大。
欧米株価指数の1%~2%以上もの下落に対して、米・英・独10年債は6~7%もの利回り低下。

為替市場でもユーロ全面安、ポンドや新興国通貨なども対ドルで大幅下落。唯一日本円だけが対ドルで買われるリスク回避の典型パターン。

そのなかで意外にもリスク回避で売られない金。
NY金は一時レンジ下限の1,530ドルまで売られましたがその後は再びレンジ半ばの1,560ドル台まで回復。下方バイアスも一旦解消。

プラチナは一時下値ターゲットの1,380ドルまで下落、若干戻して1,400ドル近辺での推移が続きます。再度1,380ドル近辺までの下落に警戒。

ドル円の軟調推移が続くようであれば国内価格にも影響が。
当面、金は4,000円ちょうど付近までが警戒ラインに。プラチナは3,600円台前半が視野に。

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2012年5月31日(木)時点の相場
国内金4,127 円 5/31(木) ▼9(0.22%)
国内プラチナ3,698 円 5/31(木) ▼106(2.79%)
NY金1,563.4 ドル 5/30(水) ▲14.7(0.95%)
NYプラチナ1,401.2 ドル 5/30(水) ▼26.9(1.88%)
ドル円79.07 円 5/30(水) ▼0.42(0.53%)

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