金プラチナ短期相場観

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米追加緩和見送りで金に冷水となったバーナンキ証言

更新日:2012年6月8日(金)

追加緩和期待をはぐらかす内容となったバーナンキFRB議長の議会証言では、欧州情勢や一部新興国の景気減速を懸念しつつ、
米国内での労働市場の回復に関して、
ここ最近の雇用の伸び鈍化(雇用統計のネガティブサプライズ続き)は、昨年のリセッションによる大幅人員削減に対する反動が今年初めの強い伸びにつながった可能性があるとし、だとすれば、現在はその反動が一段落した状態である。その為に雇用の伸びが一時的に鈍化傾向にある、という主旨と思われる。
だとすれば、次回以降は雇用統計は少しづつ改善?ということかもしれません。

また、財政の崖に対する懸念についても言及し、昨年夏の債務上限引き上げをめぐる混乱を引き合いに、議会の早急な対応を要求しました。

欧州では、予想されてはいましたが、フィッチによりスペインが「BBB」へと3段階引き下げ。
ギリシャがユーロ圏を離脱した場合はイタリアとスペインを含む5つのユーロ加盟国を格下げする方針とも。
主要格付け会社による主要国のソブリン格付け一覧はこちらで確認できます。

金もプラチナも大幅反落となりましたが、許容範囲内で見通しは変わらず。

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2012年6月8日(金)時点の相場
国内金4,234 円 6/8(金) ▼77(1.79%)
国内プラチナ3,840 円 6/8(金) ▼45(1.16%)
NY金1,588.0 ドル 6/7(木) ▼46.2(2.83%)
NYプラチナ1,440.9 ドル 6/7(木) ▼28.3(1.93%)
ドル円79.62 円 6/7(木) ▲0.44(0.56%)

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