金プラチナ短期相場観

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ギリシャ再選挙を前に広がり始める妙な安堵感

更新日:2012年6月15日(金)

17日のギリシャ再選挙後に各中銀による協調的な流動性供給やG7による緊急ミーティング開催の可能性など、各国中央銀行のギリシャ再選挙への警戒感と危機回避に向けた準備報道も目立ち始めている。緊縮派の新民主主義党(ND)やや優勢か?とみられるなか、たとえ反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)が勝利しようともいきなりユーロ離脱へと進む可能性は少ないとの見方もあり、市場には既に安心感が漂い始めた感も。

ただ、ユーロ危機の抜本的な対策としてのユーロ共同債や銀行預金保証制度などについてはドイツは断固反対。
「強いドイツにも限界があるわよ」とメルケル首相も牽制・・・

NY市場、金は小幅ながら5日続伸、上値目標1,680ドルは変わらず。
プラチナは1,470ドルの上値抵抗ラインをブレイク。1,500ドル台前半まで上昇の可能性が浮上してきました。
国内金は上値目標4,410円、サポートラインは4,100円、変わらず。
プラチナは目標の3,900円台半ばをクリア、約4週間ぶりの3,900円台まで到達したことで新たな展開に。
いったん反落の可能性を抱えつつ、当面の上限努力目標として4,100円台あたりの可能性も。

ギリシャ再選挙の開票が始まりつつある日本時間月曜朝以降はマーケットが壊れる可能性を孕みます・・・

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2012年6月15日(金)時点の相場
国内金4,318 円 6/15(金) ▲22(0.51%)
国内プラチナ3,987 円 6/15(金) ▲110(2.84%)
NY金1,619.6 ドル 6/14(木) ▲0.2(0.01%)
NYプラチナ1,487.6 ドル 6/14(木) ▲20.8(1.42%)
ドル円79.34 円 6/14(木) ▼0.13(0.16%)

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ギリシャ再選挙を前に広がり始める妙な安堵感 6/15(金)

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