金プラチナ短期相場観

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支援要請も格付け見直しも先送りのスペイン情勢

更新日:2012年10月3日(水)

支援要請間近と見られていたスペインのラホイ首相は「差し迫っていない」と完全否定。
スペイン10年債利回りが6%を下回る水準で推移していることに加えて、救済に伴う条件内容の分析対応が続いている模様。
ユーロの上昇にも水を差した格好です。
9月末までにスペインの格付けを見直す予定としていたムーディーズもこれを10月末まで先送り。スペインの格付けがジャンク級となるリスクも先送り。
何でもかんでも先送り。
ユーロ圏の債務危機対応を象徴しているようです・・・

リスク要因(格下げ)とポジティブ要因(支援要請)が同時に先送りされたことで、決定時点での関連相場は一段と乱高下しそうです。

NY市場、金は反落ながらも1,770ドル台での高値圏推移が続きます。下落圧力と上値目標(1,820ドル)との駆け引きで揉み合い状態に。
最近のプラチナは一方向への流れが始まると止まらない傾向が。これで6日続伸、9月高値の1,710ドルが目標。サポートライン1,620ドル。

国内市場の金も4,630円台の高値圏での小動き。こちらも下落バイアス優勢の為、4,550円~4,640円のレンジ上限ブレイクの余力は乏しそう。
プラチナは5営業日続伸ながら勢いは減速。上昇目標4,460円の手前に先月高値の4,410円台が壁となる可能性も。
なお、ドル円はまだまだレンジが続きますが、流れは微妙に上向きに変わってきているようです。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート10/3

2012年10月3日(水)時点の相場
国内金4,631 円 10/3(水) ▼3(0.06%)
国内プラチナ4,389 円 10/3(水) ▲8(0.18%)
NY金1,775.6 ドル 10/2(火) ▼7.7(0.43%)
NYプラチナ1,687.2 ドル 10/2(火) ▲1.4(0.08%)
ドル円78.15 円 10/2(火) ▲0.16(0.21%)

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