金プラチナ短期相場観

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解散総選挙に向けて加速する円安の流れはどこまで続くのか?

更新日:2012年11月17日(土)

動き出した日本の政局に市場が反応したこの1週間、欧米株が大幅下落するなか日経平均は大幅上昇し、米国要因でしか動かないとも言われたドル円相場も珍しく日本発の要因で大きく動き出しました。先週末の79円台半ばから81円台前半まで、1週間で2.29%の大幅上昇(円安)です。
米国では依然「財政の崖」問題への不安が続き、ドル高円高への懸念は残ります。しかし、日銀の追加緩和期待の継続と新政権へのさらなる緩和期待の大きさや、日本の政局混乱懸念などは円安要因としてしばらく作用しそうな勢いです。
ドル円相場の週間上昇率では、6月18日の週、ギリシャ再選挙で緊縮派が勝利してユーロ離脱懸念が一息ついた週の2.20%を上回り、2月13日の週、日銀のバレンタイン緩和の週の2.49%に次ぐ高騰となります。この時も珍しく日本発の要因でした。しかし、この翌週も円安ドル高の勢いは衰えず、2.09%上昇しました。前後含めて6週間上昇し続けた時期です。
次週以降のドル円相場の動向に注目です。

NY市場、金は小動きで、この1週間では0.94%下落。前週の3.32%の大幅上昇から調整の1週間となった様子。中東情勢の緊張感から買いが入った可能性も。上昇トレンド継続中で上値ターゲットが1,770ドル台、サポートラインは1,675ドル。
プラチナは続落。週間では0.15%上昇、瞬間的に1,600ドル台まで上昇する場面もあり、1,500ドル台半ばでしっかりと足場固めしつつ、ターゲットの1,650ドル近辺を目指す展開へ。サポートラインは1,530ドル。

上昇トレンドに入ったドル円の短期上昇目標は82円手前。

2012年11月17日(土)時点の相場
国内金4,652 円 11/16(金) ▲34(0.74%)
国内プラチナ4,262 円 11/16(金) ▲6(0.14%)
NY金1,714.7 ドル 11/16(金) ▲0.9(0.05%)
NYプラチナ1,561.8 ドル 11/16(金) ▼11.5(0.73%)
ドル円81.32 円 11/16(金) ▲0.16(0.19%)

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