金プラチナ短期相場観

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NYダウは2007年10月以来5年3ヶ月ぶり高値、ドル円の92円台後半は2年8ヶ月ぶり

更新日:2013年2月2日(土)

失業率こそ上昇したものの、米経済指標の好結果を受けて、年明けから堅調推移が続くNYダウも一段高。リーマンショック前の2007年10月以来となる高値圏で、同時期につけた史上最高値14,164.53ドルも射程圏内に。株式市場のリスクオン相場は世界中で続きます。NASDAQも昨年高値に迫る年初来高値圏、ドイツDAXも昨年高値更新済の年初来高値圏、英FTSEも昨年来高値更新、もちろん、日経平均も昨年来高値を連日更新中。参考:主要株価指数の年間チャート
そして、ドル円相場の92円台後半は2010年6月以来の2年8ヶ月ぶり。
何年ぶり、何年以来の高値、何年何月以来の上昇率・・・株高ドル高円安の勢いは一向に衰えません。

NY金価格とドルとの関係は逆相関となり易い傾向があります。
2011年の夏にNY金価格が史上最高値を更新し続け、世界中でゴールドラッシュと言われた時期、ドル円相場は最安値圏の76円台でした。
現在のNY金価格は、昨年高値1,796.5ドルと昨年安値1536.6ドルのほぼ中間点、1,669.4ドル。
密かにNY金価格の健闘ぶりがわかります。
日本国内だけのゴールドラッシュで、32年ぶり高値圏に沸く国内金価格、週明けからまた、高値更新となりそうです。

NY市場、金は一時レンジ上限の1,680ドル台まで上昇したものの買いは続かず、上値の重さを象徴する展開。週間では0.77%上昇。方向感のないレンジ相場が続きます。1,645-50ドルの下値サポートラインのキープが重要。
プラチナは小反発で高値揉み合い圏をキープ。下値ターゲット1,610ドルを目指すそぶりはないものの、週間ベースでは5週間ぶりに0.42%の小反落。動き出すと速いプラチナ相場の動き出しに注意。
ドル円は3日続伸で93円台目前、12週続伸となったこの1週間も週間で2%上昇、その勢いは増しています。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場2/1終値とチャート

2013年2月2日(土)時点の相場
国内金5,090 円 2/1(金) ▼16(0.31%)
国内プラチナ5,141 円 2/1(金) ▼3(0.06%)
NY金1,669.4 ドル 2/1(金) ▲8.8(0.53%)
NYプラチナ1,687.7 ドル 2/1(金) ▲12.3(0.73%)
ドル円92.76 円 2/1(金) ▲1.05(1.14%)

2/1(金)のその他主要マーケット指標

スーパーボウルのアノマリーでは今年の株高に赤信号 2/4(月)

NYダウは2007年10月以来5年3ヶ月ぶり高値、ドル円の92円台後半は2年8ヶ月ぶり 2/2(土)

強弱入り交じる中国経済と米国労働市場の指標、最終判断は米雇用統計待ち 2/1(金)

国内金価格は32年4ヶ月ぶり高値圏、まだまだ上昇の可能性も 1/31(木)

今年に入って明暗分かれるユーロ圏の格付け 1/30(水)


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