金プラチナ短期相場観

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今年3月末までに日経平均は1万3千円、米国も円安容認へ

更新日:2013年2月12日(火)

「今年度末までに株価は1万3千円を目指して頑張るぞという気概を示すことが大事」だから「株価が上がっていくように次々と手を打っていきたい」という週末の甘利経済再生相発言にサポートされた週明けの株式相場は大幅反発でスタートし、年初来高値更新の勢いです。具体的な時期と目標水準を示す強気発言は為替市場に関してはタブー。為替市場に関する発言を自重している分を株式市場への期待にぶつけたような形です。
その為替市場に関しては、米国からの円安容認の匂いがサポート材料となりそうな気配も。
米財務省のブレイナード次官が、安倍政権の成長戦略、デフレ脱却策を米政府は支持している、と発言。
今週のモスクワG20などでも為替問題が取り上げられ、日本の政策への批判も懸念されるなか、米国は日本の為替政策を公式には批判しないのではないか、との思惑が広がりつつあります。
そうなると、甘利発言の3月末株価1万3千円への現実味も高まります。

週明けのNY市場、金は1.06%の大幅下落で長らく続いた揉み合いから下方ブレイク。このまま年末年始の安値1,645ドルラインも下回ることになれば大幅下落の可能性が高まります。下値のメドは1,500ドル割れも。
プラチナも3日続落で流れは下落基調に転換。上値目標1,770ドル台への可能性は後退、下値サポートラインの1,660ドルが意識される展開に。

ドル円は週末の1%下落から1.73%の大幅反発。サポートライン割れどころか大幅に切り返す底堅さは相変わらずのようです。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場2/11終値とチャート

3連休明けとなった国内、金価格は2営業日続落でしっかりと押し目を形成。流れはまだ上向きながら軟調地合いのNY金に足を引っ張られる展開も。当面の節目は上値レジスタンス5,240円、サポートラインは5,000円。
プラチナも続落で調整幅は拡大。上昇圧力は縮小で2010年高値5,466円、ターゲット5,500円がやや遠のく展開も。
※参考:金プラチナ国内価格2/12とチャート

2013年2月12日(火)時点の相場
国内金5,186 円 2/12(火) ▼42(0.80%)
国内プラチナ5,342 円 2/12(火) ▼32(0.60%)
NY金1,649.1 ドル 2/11(月) ▼17.8(1.07%)
NYプラチナ1,696.1 ドル 2/11(月) ▼18.6(1.08%)
ドル円94.29 円 2/11(月) ▲1.60(1.73%)

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