金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

プラチナはジンバブエでの供給懸念でも上昇

更新日:2013年2月14日(木)

ジンバブエ政府が同国最大のプラチナ鉱山会社から土地を接収したとの報道による供給懸念がプラチナの買い材料となっているようです。このジンバブエ、アフリカ南部に位置し、プラチナ産出量で世界の7割以上を占める南アフリカ共和国とも隣接する国で鉱山資源が重要な産業となっています。
プラチナの産出量では、シェア的には南アフリカには遠く及ばないものの、近年は増加傾向にあり、カナダを抜き、今やロシアに次いで世界3位の産出量となっています。
金と違って産出国が限られていること、しかも社会情勢不安を抱える国に偏っていることにより、たびたび供給懸念を引き起こし、プラチナ相場のボラティリティを押し上げます。

NY市場、金は小反落で下限1,645ドルのライン上。短期的なトレンドは下落方向へ傾いており、下限ブレイクの可能性が高まります。大幅下落へ向かうかどうかの正念場。
プラチナは続伸で1週間ぶり高値。徐々に上値を切り上げる展開に。2月6日につけた年初来高値1,736ドル付近まで到達できれば流れも上向きへ。1,770ドルの上値ターゲットへの可能性も高まります。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場2/13終値とチャート

国内、金価格は4日続落で2月1日以来の安値となり短期トレンドは売り転換。少し大きな流れで見れば、ここから一方的に下落するような展開も予想し難いところ。しかしNY金価格の下落リスクの高まりとドル円相場の上昇の勢いに減速感が見られることから、やや上値の重い展開か。
プラチナは小反落。上値ターゲット5,500円、2010年高値5,466円の前に、節目の5,400円が抵抗帯となった様子。
※参考:金プラチナ国内価格2/14とチャート

2013年2月14日(木)時点の相場
国内金5,123 円 2/14(木) ▼31(0.60%)
国内プラチナ5,392 円 2/14(木) ▼3(0.06%)
NY金1,645.1 ドル 2/13(水) ▼4.5(0.27%)
NYプラチナ1,729.7 ドル 2/13(水) ▲12.5(0.73%)
ドル円93.39 円 2/13(水) ▼0.08(0.09%)

2/13(水)のその他主要マーケット指標

G20への警戒感と金需要減少で為替も金も軟調地合いに 2/15(金)

プラチナはジンバブエでの供給懸念でも上昇 2/14(木)

高値圏で不安定さを増すドル円相場はG20にも警戒感 2/13(水)

今年3月末までに日経平均は1万3千円、米国も円安容認へ 2/12(火)

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