金プラチナ短期相場観

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9ヶ月続伸に赤信号、ドル円は月足でも反落濃厚

更新日:2013年6月26日(水)

昨年10月から今年5月末まで、月間ベースでの上昇が8ヶ月連続で続いたドル円相場は今月、ようやくその連続記録に終止符が打たれようとしています。分岐点は5月終値100円42銭。現在の97円台後半から残り3日で3円近くの上昇は、株価に連動しやすい今の流れでは非常に厳しい状況と言えそうです。

昨年9月末の77円90銭台から8ヶ月後の5月末には100円40銭台。22円50銭の上昇、上昇率にして28.8%。
5月高値の103円70銭台までなら25円80銭、33.1%の上昇です。これに対して6月安値は93円80銭。9円90銭、9.5%の大幅下落。

これを値幅で見ると、上昇値幅25円80銭に対して9円90銭の下落幅、38.4%の調整。
程良い数字となっています。
5月を上ヒゲの長い陽線で終え、この6月は下ヒゲの長い陰線で終えようとしていることも、長期的には円安の流れ再開を示唆しているようにも見えます。

NY市場、金相場はわずかに続落。静かな動きとなったものの高値でも1,290ドルにも届かない状況で反発力の弱さを露呈。1,390ドル台の上限から下値模索中の展開か。

プラチナは1.61%の大幅反発。1,400ドル台に向けて戻ろうとしているのか、ボラティリティの高さ故の単なる反動か、先週までの目標地点1,360ドル付近まで戻した形。1,320ドル台が新たなサポートラインとなれば1,400ドルまで切り下げた9日移動平均線辺りまでの反発も見込めそう。逆の流れで1,320ドルを下回るようなら1,300ドル割れへ。

ドル円は小幅上昇も97円台後半での小康状態。98円80銭の上値抵抗に押さえられる展開が継続。上限突破にはもう少し時間が必要か。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場6/25終値とチャート

国内、金価格は小幅続落で底値圏での推移。4,160円割れなら下値余地拡大、逆に上限4,280円を超えることができれば大幅反発への望みも。

プラチナは1.1%の反発も最近の変動率から見れば小反発。下値模索のリスクはまだまだ継続、当面の最大下値メドは4,170円台辺り。4,540円の上値抵抗を超えることが出来れば大きく上昇へ。
※参考:金プラチナ国内価格6/26とチャート

2013年6月26日(水)時点の相場
国内金4,183 円 6/26(水) ▼16(0.38%)
国内プラチナ4,419 円 6/26(水) ▲49(1.12%)
NY金1,275.1 ドル 6/25(火) ▼2.0(0.16%)
NYプラチナ1,350.5 ドル 6/25(火) ▲21.4(1.61%)
ドル円97.80 円 6/25(火) ▲0.08(0.08%)

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