金プラチナ短期相場観

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金相場と春節のアノマリー

更新日:2014年2月10日(月)

春節明けの今週は、中国勢が戻ってくることで金相場へのサポート材料となる、という見方もあります。しかし、中国勢不在の時期でも、今年の金相場は上昇しています。
今年、2014年の春節休暇は1月31日から2月6日まで。この前後の金相場は1,242.2ドルから1,262.9ドルまで20.7ドルの上昇。
過去5年間の金相場の年間騰落状況と春節休暇時期の騰落の方向性は一致し、その値幅は年間合計の10%以上に達しています。
逆に言えば、金相場は、春節の時期に上昇すると年間トータルでも上昇、春節の時期に下落すると年間でも下落。
そんなアノマリーの仮説が成り立ちます。

金相場と春節のアノマリー(仮説)によれば、今年末の金相場は、昨年末の1,202.3ドルよりも上昇する可能性が高い、ことになります。

国内金価格は1.14%の大幅上昇で3営業日続伸。4,200円程度までの下落余地の可能性は大幅に後退、3本の移動平均線を上抜けも、上方向の節目となる4,370円近辺は上値が重くなり易い水準。ここを明確に上抜けできるようなら上値余地は大幅拡大の見込み。

プラチナは0.75%の反発。ようやく反発らしい反発も、売られ過ぎの過熱感MAX圏は継続でまだまだ反発余地あり。90日移動平均線の4,730円から12月前半の高値4,750円近辺までが目先の上値メド候補に。サポートラインは4,660円。
※参考:金プラチナ国内価格2/10とチャート

2014年2月10日(月)時点の相場
国内金4,350 円 2/10(月) ▲49(1.14%)
国内プラチナ4,713 円 2/10(月) ▲35(0.75%)
NY金1,262.9 ドル 2/7(金) ▲5.7(0.45%)
NYプラチナ1,379.2 ドル 2/7(金) ▲4.3(0.31%)
ドル円102.37 円 2/7(金) ▲0.27(0.27%)

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