金プラチナ短期相場観

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求人件数2カ月連続前年割れはほぼ10年ぶり

更新日:2019年9月11日(水)

米・求人件数 2019年7月米労働省が発表した7月の月次求人労働異動調査(JOLTS:Job Openings and Labor Turnover Survey)で、求人件数は721.7万件。市場予想の733.1万件を下回り、6月の724.8万件からも減少し、2月(714.2)以来5カ月ぶりの低水準。
過去1年間では2番目の低水準となり、最後に過去最大を更新した昨年11月(762.6)以降は減少傾向が続きます。6カ月平均でも1月(750.95)をピークとして低下基調が続き、7月は730.62万件となって昨年9月(730.02)以来10カ月ぶり低水準。

また、前年同月比で見ると6月に前年比-1.96%と2年3カ月ぶりに前年割れとなったのに続き、7月は-3.02%と一段と低下。求人件数が2カ月連続で前年割れとなるのは2009年12月(2007年12月から2年1カ月連続)以来9年7カ月ぶりのこと。
2016年には4度前年割れとなりましたが、反動増、反動減があるため2カ月連続で前年割れとなったことは一度もありません。

最後のリセッションからの回復期以来、ほぼ10年ぶりに2カ月連続の前年割れとなったことにより、求人件数のピークアウト感はより鮮明となってきました。

求人件数が失業者数を上回る状態は続いてはいるものの、その差は2018年11月にピークをつけて今年春以降は3カ月連続縮小中。
求人件数の前年割れが今後も続くようなら要注意、かもしれません。

NY金・日足チャート 2019/8/6 - 9/1010日のNY金相場は-11.9ドル、0.79%安で4日続落。4日続落となるのは4月以来、5カ月ぶり。水準としては8月6日(1484.2)以来、1カ月ぶり安値となって1500ドルの大台割れ。リスク回避の巻き戻しはこの日も続き、米10年債利回りは1カ月ぶりに1.7%台を回復し、英国やドイツの10年債も同様に1カ月ぶり超の水準を回復、為替は円安にややドル高の流れとなってNY金は東京時間のうちにあっさりと大台割れ。下値目安1500ドル付近にはしっかり到達した形となり、達成感から欧州・NY時間にかけては1500ドルを回復も、NY朝の1510ドル手前が戻り高値となってNY引けにかけては再び大台割れ。ボルトン米大統領補佐官が解任されたことで、今後は特に地政学リスク絡みではタカ派誘導へのリスクが後退することも予想され、市場にとっても若干の安心感をもたらした可能性も。調整一服ともなりやすい水準に到達した様子も、長期金利の上昇が続くようだと一段安も警戒され、昨年8月安値から今月高値までの23.6%戻し(1472.0)辺りまでが次の下値目安にも。

NYプラチナ・日足チャート 2019/8/6 - 9/10NYプラチナは-16.1ドル、1.69%安となって4日続落。8月半ば以来、1カ月ぶりの4日続落で8月30日(931.7)以来、10日ぶりの安値水準に。時間外には930ドル前半まで下落してNY朝には950ドル手前まで反発もNY引け後には930ドル付近まで再反落も、その後は940ドル付近へと再反発。930ドルがら950ドルまでのレンジで保ち合いの様相にもなり、急騰局面を形成した8月16日安値から9月5日高値までの38.2%戻し(937.5)を達成し、この付近で落ち着き始めた様子も。目先、金が一段安へと向かうようなら50%戻しとなる918ドル付近が次の下値目安にも。中期的には900ドル台を維持できればいずれ1000ドル再トライのチャンスも。

ドル円・日足チャート 2019/8/7 - 9/10ドル円は2日連続で30銭のドル高円安、107円半ばへと水準を切り上げて7月31日(108.73)以来、6週間ぶりの高値水準。米10年債利回りの反発基調にサポートされる状態が続き、円安の流れも継続。この日は東京時間と欧州時間、NY時間にも107円50銭手前で3度上値を押さえられる形にもなったものの「ファーウェイへの制裁緩和などを条件に中国が米国の農産物を購入する方針」との報道から米中対立緩和の思惑からリスクオンの流れが強まると107円50銭台へと節目を突破。11日の東京時間には日経平均の7日続伸にも連れ高となる形で107円70銭台へと堅調推移。4月高値112円40銭近辺から8月安値104円40銭台までの38.2%戻しとなる107円40銭台を突破したことで、ドル高円安方向への流れはもう一段進みやすくなった状態にも。50%戻しとなる108円30銭台辺りまでが目先の上値目標。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/10終値とチャート

11日の国内金価格は-14円、0.25%安で4日続落、8月23日(5470)以来半月ぶりの安値水準に。下値目安5500円付近まで、もう少しの調整余地も残す状態か。8月安値から9月高値までの急騰の38.2%戻し(5517)付近にほぼ到達した状態にもなり、この近辺で下げ渋る状態となれば23.6%戻し(5574)までが戻りと抵抗水準の目安にも。下値目安5500円付近で下げ止まらない場合には50%戻し(5472)付近が次のサポート候補に。

プラチナ価格は-32円、0.92%の反落。9月安値3381円が当面のサポートとなり、これを下抜けると3320円辺りまでが次の下値目安にも。ただし、3400円の中長期的な節目も意識され、この水準でサポートされそうな状況にも。これを維持できれば主要レンジを上方シフトした状態を維持することにもなり、3600円の上限再トライのチャンスをうかがうことにも。ただし、その前に4月高値(3498)付近、3500円ラインが当面の抵抗水準となる可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格9/11とチャート

2019年9月11日(水)時点の相場
国内金5,523 円 9/11(水) ▼14(0.25%)
国内プラチナ3,428 円 9/11(水) ▼32(0.92%)
NY金1,499.2 ドル 9/10(火) ▼11.9(0.79%)
NYプラチナ936.6 ドル 9/10(火) ▼16.1(1.69%)
ドル円107.53 円 9/10(火) ▲0.32(0.30%)

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