金プラチナ短期相場観

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米GDP11年ぶり低水準、ユーロ圏景況感指数も11年ぶり低水準

更新日:2020年4月30日(木)

ユーロ圏景況感指数 2020年4月米1-3月期GDP速報値は前期比年率で-4.8%となり、市場予想を1%程度下回り、2008年第4四半期(-8.4)以来、11年ぶりの低水準。11年ぶりのリセッション入りも確実視される状況となりました。
欧州委委員会がこの日発表した、ユーロ圏景況感指数も11年ぶり低水準となりました。

4月のユーロ圏景況感指数は67となり、過去最低となった2009年3月(65.5)以来、11年1ヵ月ぶりで過去2番めの低水準。前月比では27.2ポイントの急低下となり、リーマンショック後の2008年12月(-7.2)を超え、調査開始の1985年以降で最大の急低下となった3月の-9.2の約3倍。暴落状態となっています。

業種別では、製造業が-30.4となって2009年6月(-32.0)以来、10年10ヵ月ぶり低水準。サービス業は-35で調査開始の1996年以降で最低。
小売は-28.3、1993年2月(-28.5)以来、27年2ヵ月ぶりの低水準、調査開始の1985年10月以降で2番めの低水準。
また、雇用期待指数は63.7となり、これまでの過去最低2009年4月(69.1)を下回り、調査開始の1996年10月以降で11年ぶりの過去最低更新。
※サービス、小売、雇用期待指数以外の調査開始は1985年1月

主な国別では、ドイツが72.1となり、2009年3月(70.9)以来、11年1ヵ月ぶりの低水準。フランスは82.7で2013年5月(82.1)以来、6年11ヵ月ぶりの低水準にとどまっています。スペインは73.3で2009年3月(68.7)以来、11年1ヵ月ぶりの低水準。

オランダは65.6となって過去最低。オーストリアも61.9で過去最低。ベルギーも60.3、アイルランドは65.5でいずれも過去最低。
イタリアは厳格なロックダウン措置の為、データ収集できず、異例の記録なし。
長期平均100を超えた国はもちろん、1カ国もなく、全ての国が大きく落ち込み、60ポイント台も続出、スロバキアやマルタでは50台の最低レベル。
しかし、記録なしはイタリアのみ、でした。

段階的なロックダウン解除も始まるはずの5月、どれだけの国が回復基調に向かうのか、イタリアのデータが収集されるかどうかも心配です。

NY金・日足チャート 2020/3/25 - 4/2929日のNY金相場は-8.8ドル、0.51%安となって4日続落。アルファベットの好決算や新型コロナウィルス治療薬開発への期待感などから株高の流れが優勢となり、ダウは3月10日以来の高値、ナスダックは3月4日以来、ドイツDAXや英FTSEも3月6日以来、ほぼ2ヵ月ぶりの高値を回復する状態となり、安全資産の金は売り優勢の流れで調整局面が継続。それでもNY朝につけた安値は1708ドル、前日安値を下回らず、サポート候補の1700ドル付近と右肩上がりの20日移動平均線(1708.4)にもサポートされて下げ渋り。NY引け後のFOMCでは「最大雇用と物価目標達成軌道に確信が持てるまでゼロ金利維持」を再確認。ゼロ金利解除時期が当面見込まれない状況を確認したことにもなり、1730ドル近辺まで反発。3月安値と4月高値を頂点に三角保ち合いを形成し、直近レンジ下限を1680ドル台から1710ドルへと切り上げつつある状態にも。調整局面を終えて1750ドルの節目を超える展開となれば高値再トライの流れにも。

NYプラチナ・日足チャート 2020/3/25 - 4/29NYプラチナは+4ドル、0.5%高で3日続伸。直近の保ち合い上限790ドルを前日上抜けたことでサポートに切り替わった様子も。時間外のうちに800ドルの大台へと水準を切り上げるとNY朝には株高の流れにも連れる形で急騰、当面の上値目標830ドル近辺にいきなり到達。しかし、米1-3月期GDP速報値の下振れなどから米株が伸び悩み、金も軟調推移のままとなって急失速、NY午後にかけては一時800ドル割れ。NY引けにかけてはなんとか810ドル付近まで戻した状態。上に行って来いとなって三角保ち合い上抜け後の上値トライにも躊躇する状態に。800ドルの大台を維持できれば再度上値を試す展開にも、割れると保ち合い回帰へ。

ドル円・日足チャート 2020/3/26 - 4/29ドル円は30銭弱のドル安円高となって6日続落。6日続落は3月末から4月1日にかけて以来、1ヵ月ぶりで今年2度め。前回は6日続落合計で-3.76%の下落に対して今回は-1.11%。6日続伸以上での合計下落率としては、少なくとも過去15年では最小。続落のなかでも小動きを象徴する状態で1ヵ月半ぶり安値水準でのジリ安の展開。東京市場が祝日で休場の日は円高、のアノマリーよろしく東京時間朝から軟調推移となって106円50銭台まで急落、午後には一時106円30銭台まで一段安。しかし、今年安値から3月末高値までの半値戻し(106.46)も意識され、106円40銭台での揉み合いとなって下げ渋ると欧州時間には106円70銭台まで反発。すると今度は前日終値付近、106円80銭近辺が抵抗水準となって上値を押さえられ、106円半ばでの揉み合い状態に。今朝の東京時間にドル高の流れが強まった場面でも106円80銭台で失速。保ち合い下放れに伴う下値トライの流れは続きやすく、104円台半ばを当面の下値目標に軟調推移の展開に。107円台を回復するようなら巻き戻しの展開にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場4/29終値とチャート

30日の国内金価格は-28円、0.44%安で3日続落。ピークアウトした9日移動平均線(6423)を下抜けたことで最大の強気相場終焉と短期調整局面入り。しかし、調整局面が続くNY金は時間外に反発の兆しとなり、続落中で節目割れの為替も今朝の東京市場では反発の動きも。国内金価格も一方的に調整が進行するような状況でもなさそう。目先は6310円台から6520円までの広めの高値保ち合いレンジを維持しての推移が予想され、週末から次週にかけての米ISMの指標や雇用指標での異常値などをきっかけにレンジブレイクの動きも。高値更新なら6600円の大台トライが次の上値目標に、下方ブレイクなら6200円前後までを目安に一段安の展開へ。
月間ベースでは+315円、5.18%の反発。昨年6月(+372円、7.66%)以来、10ヵ月ぶりの大幅高。

プラチナ価格は+20円、0.69%の反発。9日移動平均線(2915)に上値を押さえられ、節目の2920円上抜けに待ったをかけられた状態に。下値サポートも2860円台から2890円台に切り上げて保ち合いレンジを縮小。失速状態の反発基調で方向感は五分五分か。レンジ上抜けなら3000円の大台トライへ、下抜けの場合には2800円近辺までが下値目安に。
月間ベースでは+112円、4.0%高で3ヵ月ぶりの反発。
※参考:金プラチナ国内価格4/30とチャート

2020年4月30日(木)時点の相場
国内金6,401 円 4/30(木) ▼28(0.44%)
国内プラチナ2,915 円 4/30(木) ▲20(0.69%)
NY金1,713.4 ドル 4/29(水) ▼8.8(0.51%)
NYプラチナ799.6 ドル 4/29(水) ▲4.0(0.50%)
ドル円106.61 円 4/29(水) ▼0.28(0.26%)

4/29(水)のその他主要マーケット指標

米4月雇用統計で予想される驚愕の雇用者数減と失業率 5/1(金)

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リッチモンド連銀製造業指数も4月は過去最低、過去最大の急落 4/29(水)

ダラス連銀製造業活動指数も4月は過去最低更新 4/28(火)

経済活動再開への動きと感染再拡大リスクとの攻防ウイーク 4/27(月)


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