金プラチナ短期相場観

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純金積立12年、気がつけば年利換算50%超!?

更新日:2022年2月24日(木)

純金積立 平均購入単価と積立重量 2022年1月もしも純金積立を数年前から始めていたら、今、大変なことになっているかもしれません。

月間積立額を1万円、月額手数料を250円、年会費等その他手数料は一切なし、という条件で純金積立を2010年1月からスタートしていた場合
12年と2ヵ月弱経過した今、2月24日時点での購入済み合計重量は297.8747グラム。(※推定)
本日の金価格、グラムあたり7702円で売却した場合の価格=2,294,231円
原価+経費=(1万円+250円)×12ヵ月×12年+10250円×2ヵ月=1,476,000円+20,500円=1,496,500円
トータル損益=2,294,231-1,496,500円=797,731円

年間損益=797,731円/12年2ヵ月=65,565円
年間投資額=10250×12=123,000円
年利換算=65,565円/123,000円=53.3%

足下の金価格急騰を受けて、上記と同じ条件で2021年1月スタートの場合でも、年利換算5%という状態となっています。

注:あくまで仮定の試算結果です。

NY金・日足チャート 2022/1/19 - 2/2323日のNY金相場は+3.0ドル、0.16%の小幅続伸で昨年1月7日(1913.6)以来、1年1ヵ月半ぶりの高値水準。時間外は調整の動きとなって1900ドルを割れるとロンドン時間には一時1890ドル付近まで下落。3日連続1890ドル前後の安値で下ヒゲを折り返す形となってNY市場では押し目買い。欧米によるロシアへの経済制裁が発表される一方で、ウクライナ東部の二つの親ロシア派地域ではウクライナ軍撃退のための軍事支援をプーチン大統領に依頼。さらにウクライナでは銀行や省庁のウェブサイトがサイバー攻撃を受け、ウクライナ議会は非常事態宣言発令を支持。不穏な動きがにわかに活発化の兆しとなり、反発スタートしていた米株も大幅安へと切り返し、NY金は1910ドル台へと急反発。緊張感が高まる状況が続き、過熱感も高まるNY金をさらにもう一段押し上げる可能性も。昨年1月高値圏1950ドルも意識され、下値サポートは1890ドル。

NYプラチナ・日足チャート 2022/1/19 - 2/23NYプラチナは+5.7ドル、0.52%の続伸。時間外の1080ドル台前半での小幅揉み合いから徐々に下値を切り上げ、NY午後には1090ドル台へ。この日の変動値幅は上下18.4ドルにとどまり、今年の平均値幅31.7ドルの6割弱、今年4番めの小動き。今年高値圏での保合い上限1090ドル台をしっかり上抜けることができれば短期上値目標1110ドル近辺、重要水準トライへ。9月安値と12月安値とで形成するダブルボトムのネックラインに相当する11月高値(1113.1)をも上抜けできれば中期的な展開も大きく変わる可能性も。

ドル円・日足チャート 2022/1/20 - 2/23ドル円は6銭のドル安円高、0.05%の小反落。日本の祝日で休場となった東京市場の時間帯は115円ラインを挟んでの小幅揉み合い推移、NY時間にはリスク回避の流れが強まって米株安の流れが強まったものの、為替市場では円高・ドル高の流れとなってドル円では小幅に円高。NY終盤につけた安値も114円90銭を割れず、この日の変動値幅は上下27銭程にとどまり、今年の平均65銭の4割程、今年最小の小動き。今朝の東京市場でも株安の流れに連れて一時114円80銭台まで下落する場面も。日足チャートで包み線を構成して反発への可能性を示唆した翌日も20日移動平均線(115.20)が抵抗線となっていきなり失速した格好にも。20日線を超えることができれば116円トライに向けた流れにも、下方向へは114円70銭のサポートが重要水準。これを割れると昨年12月以降下値を切り上げてきた流れが崩れて調整局面入り、短期的には113円近辺までが下値目安に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場2/23終値とチャート

24日の国内金価格は+15円、0.2%高となって5日続伸。3営業日連続で過去最高値を更新。2月はここまで16営業日中、14営業日で上昇する急騰局面を形成。2月の月間平均価格は7471円となり、2営業日を残す状態で2020年8月の7339円を大幅に上回り、月間平均でも過去最高値更新はほぼ確定的に。ウクライナ危機の短期終息への可能性がますます低下しそうな状況に加え、世界的なインフレリスクの長期化も懸念され、インフレ対応で相応の利上げを余儀なくされる当面の金融政策動向からは相対的なドル高円安も大きくは崩れないことも想定されることなどが国内金価格を下支え。短期的には想定可能な行き過ぎ警戒水準7850円近辺もぼんやりと見えてきたような状態にも。

プラチナ価格は+17円、0.39%の続伸。過去に重要な節目となってきた4300円ラインが下値サポートとなっての高値保合いを形成も、今年高値で保合い上限4370円台を一気に上抜けるような勢いにも欠ける状態。コモディティとしての側面、とりわけ貴金属として金に追随しやすい側面と、工業需要が大きい為に経済動向に左右される株式市場にも追随しやすい側面との両天秤状態を反映。高値更新へと向かえば短期上値目標は4420円程度まで。4300円の下限を割れると一定の調整局面入りで4250円割れも。
※参考:金プラチナ国内価格2/24とチャート

2022年2月24日(木)時点の相場
国内金7,702 円 2/24(木) ▲15(0.20%)
国内プラチナ4,355 円 2/24(木) ▲17(0.39%)
NY金1,910.4 ドル 2/23(水) ▲3.0(0.16%)
NYプラチナ1,091.7 ドル 2/23(水) ▲5.7(0.52%)
ドル円115.01 円 2/23(水) ▼0.06(0.05%)

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