金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

2023年国内金価格は23.7%高、14年ぶりの急騰で5年続伸

更新日:2023年12月27日(水)

国内金価格 年間高/安/終値・年間平均 2023年12月27日の国内金価格は+92円、0.9%の反発で12月7日(10502)以来、20日ぶりの高値。10290円の節目突破に伴う短期上値目標10360円程度に到達。レンジ縮小でボラティリティ低下から拡大へ、上方向へのレンジブレイクとなり、ゆるやかに下降する21日移動平均線(10348)も上抜け。短期的には一服感も、短中期的には10400円超へと上値再トライへと向かう可能性、を残した状態で年末に。年末年始のNY金と為替動向により値が飛ぶ展開には要注意。流れ反転の場合の下値警戒水準としては12月安値圏10110円近辺も。
週間ベースでは+134円、1.31%の続伸。月間では-204円、1.93%安で3ヵ月ぶりの反落。2022年7月(-442円、5.06%)以来、1年5ヵ月ぶりの大幅安。
12月としては2年連続の下落も、過去15年間の月別平均騰落率では+0.17%とプラス圏を維持。
年間では+1987円、23.7%の大幅高で5年続伸。上昇率では2009年(+816円、31.9%)以来、14年ぶりの急騰。
年間平均価格は9602円。2年連続1300円超、4年で3度めの1300円超の急騰となり、平均価格でも5年続伸。

国内プラチナ価格 年間高/安/終値・年間平均 2023年12月プラチナ価格は+43円、0.89%の反発で11月2日(4866)以来、8週間ぶりの高値。一服状態からの上値トライ再開、4810円の節目上抜けに伴う短期上値目標4850円程度にしっかり到達。短期的にはパーフェクトオーダーと三役好転の強気相場状態のまま、中期三角保合い傾向の上限ライン突破の兆し。その先の行方は年明けに確認することに。堅調維持となれば4900円超へ、11月高値(4923)トライへも。流れ反転時には4650円辺りまでの急反落も。
週間ベースでは+84円、1.76%高で3週続伸。月間では+91円、1.91%の反発。
12月としては3年ぶりの反発、過去15年間の平均騰落率も+1.20%と堅調月に。勝率、平均騰落率ともに最高の最強月、1月に向けたステップに。
年間では+121円、2.6%高で5年続伸。
年間平均価格は4707円。4年続伸で2014年(4977)以来、9年ぶりの高値。
※参考:金プラチナ国内価格12/27とチャート

NY金・日足チャート 2023/11/20 - 12/2626日のNY金は連休前からわずかに+0.7ドル、0.03%高で3日続伸。アジア時間序盤の2060ドル台半ばが安値となり、2070ドル台半ばへと水準を切り上げてロンドン市場を通過、NY市場では2070ドル割れへと下押しも、NY引け後には上値再トライ。2070ドル台半ばを突き抜けて2080ドルにワンタッチ。2050ドル台の抵抗水準突破に伴う短期上値目標、11月高値圏2070ドル台到達後の一服状態となったなかでも上値を試す勢いも続く様子。ただし2080ドル付近では上値の重さも、短期的には一服も、いずれこの水準を突破することになれば最高値更新トライへと向かう可能性も。2040ドルのサポート割れなら2020ドル近辺までを目安に調整局面へ。

NYプラチナ・日足チャート 2023/11/20 - 12/26NYプラチナは+0.6ドル、0.06%の小幅続伸。アジア時間の980ドル近辺からロンドン序盤にかけて970ドル台半ばまで、小幅に軟調推移となって切り返し。NY市場では980ドル台後半へと反発も、連休前の高値付近で上値を押さえられる格好となり、NY引けにかけては下値も切り上げながらも980ドル台半ばへと収束。970ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標、9月高値圏990ドル付近に到達して一服状態のまま連休明け。今年後半高値圏を維持しての推移が続けば、いずれ1000ドルの大台回復トライへ。

ドル円・日足チャート 2023/11/22 - 12/26ドル円はわずかに5銭程のドル高円安、0.04%の小反発。東京朝には前日安値をわずかに下回るも142円10銭近辺までで折り返し、142円10銭台では下げ渋る状態で東京市場を通過すると、欧州時間には142円50銭台まで上昇。NY朝にかけての揉み合いを経て、NY午後には142円60銭台まで上昇してこの日の高値。NY終盤にかけて142円30銭台まで軟調推移も、今朝の東京市場では142円台後半へと上値再トライの様相に。抵抗線となりつつある200日移動平均線(142.87)が目先の攻防ラインに。これを突破すると143円90銭までが当面の上限に、これも突破できれば145円台へと反発トライへ。下方向へは142円を維持できなくなれば下値トライ再開、140円台半ば辺りまでが短期下値目安に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/26終値とチャート

2023年12月27日(水)時点の相場
国内金10,366 円 12/27(水) ▲92(0.90%)
国内プラチナ4,861 円 12/27(水) ▲43(0.89%)
NY金2,069.8 ドル 12/26(火) ▲0.7(0.03%)
NYプラチナ982.4 ドル 12/26(火) ▲0.6(0.06%)
ドル円142.37 円 12/26(火) ▲0.05(0.04%)

12/26(火)のその他主要マーケット指標

米主要地区連銀の製造業、12月雇用は低調に 12/28(木)

2023年国内金価格は23.7%高、14年ぶりの急騰で5年続伸 12/27(水)

最高値更新が続いた2023年国内金、原動力は円安よりもNY金 12/26(火)

10320円台=国内金価格2023年末の攻防ライン 12/25(月)

インフレ鈍化は予想以上、11月コアPCEは前年比+3.16% 12/23(土)


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