金プラチナ短期相場観

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最高値更新ラッシュ再び?国内金価格は2ヵ月半ぶり最高値

更新日:2024年10月7日(月)

国内金価格・日足一目均衡表 2024年10月7日国内金価格は7月17日の13743円以来、2ヵ月半ぶり、今年33回めの最高値更新。
今年3月4日の10984円で今年1回めの最高値更新から、7ヵ月かけて33回の最高値更新。1回めから10回めまでは、わずか13営業日の最高値更新ラッシュ。3月28日の11回めから4月12日の20回めまでは12営業日。その後は若干間隔が空くものの、5月15日からは5日連続の最高値更新、7月は9営業日中に4回の最高値更新など、最高値更新ラッシュがここまで頻発。
ちなみに2023年は12月4日の10819円まで、年間37回の過去最高値更新。
なお、最高値としては、2022年の8860円(2022/4/20)から2023年の10819円まで1959円、22.1%の上昇。2024年の最高値は現時点で昨年から3023円、27.9%の上昇。

7日の国内金価格は先週末から+138円、1.01%の反発で最高値を更新。13620円の節目上抜けに伴う短期上値目標13700円台回復達成後の一服をはさみ、週末の米9月雇用統計の想定以上のポジティブ・サプライズを受けてのドル高円安急進、と同時にNY金の下げ渋りにもサポートされる形での一段高。短期的に想定可能な行き過ぎ目安としては、9月末高値(13614)から10月安値(13334)までの下落幅(280)の倍返し、200%戻し(13894)近辺、13900円近辺に向けた流れが進行。若干の上昇余地を残しながらも、引き続き最高値圏での急変動リスクも。当面の下値サポートとなる13330円の節目を割り込むような展開となれば13200円近辺までの下値切り下げへ。

一目均衡表では三役好転を維持。急騰する転換線(13588)にサポートされ、遅行線は26日前の価格ラインに沿って急騰後、急反落局面では雲の上限にぶつかって跳ね上がる形に。短中期的には概ね13400円から13700円(値幅300円)の高値保ち合いを上抜けた格好にもなり、この値幅分さらに上昇した場合には、14000円の大台が意識される可能性も。急反落となった場合には8月安値(12153)から最高値の23.6%戻し(13443)辺りまでが調整目安にも。少し勢いづけば38.2%戻し(13197)辺りまでが警戒水準にも。

国内プラチナ価格・日足一目均衡表 2024年10月7日プラチナ価格は+58円、1.15%の反発で7月31日(5117)以来、2ヵ月ぶりの高値。9月初旬以降、上下動を繰り返しながら下値も上値も切り上げる上昇トレンドが継続中。このまま5110円の節目を突破できれば目前に迫る90日移動平均線(5138)も2ヵ月半ぶりに上抜けへ、5180円辺りまでが短期上値目標に。下方向には5050円に切り上げた節目を割れると上昇トレンド失速、調整の動きへ、4950円程度までが短期下値目安に。
金との価格差は8733円へと急拡大、3営業日連続で過去最大を更新。

一目均衡表では転換線(5000)を上抜け、遅行線も26日前価格(4821)を大きく上回って二役好転。揉み合い状態の一役は雲の中での推移、上限(5189)を突破できれば三役好転となって視界が大きく開ける可能性。その前に立ちはだかるのが90日線と、7月高値(5730)から9月安値(4554)の半値戻し(5142)。次週には雲の上限もこの水準まで切り下がり、三役好転に向けたハードルも下がることになる、重要な攻防ライン。
※参考:金プラチナ国内価格10/7とチャート

2024年10月7日(月)時点の相場
国内金13,842 円 10/7(月) ▲138(1.01%)
国内プラチナ5,109 円 10/7(月) ▲58(1.15%)
NY金2,667.8 ドル 10/4(金) ▼11.4(0.43%)
NYプラチナ1,001.7 ドル 10/4(金) ▼3.9(0.39%)
ドル円148.65 円 10/4(金) ▲1.70(1.16%)

10/4(金)のその他主要マーケット指標

10月入りで遅行線は急反発、ドル円月足では148円の攻防へ 10/8(火)

最高値更新ラッシュ再び?国内金価格は2ヵ月半ぶり最高値 10/7(月)

雇用統計はサプライズ、雇用大幅増、失業率低下、賃金高止まり 10/5(土)

ISM非製造業景況指数9月は予想外の急騰、ただし雇用は低調 10/4(金)

ADP雇用9月は予想外に増加も減少基調継続、3MAでは今年最少 10/3(木)


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