更新日:2026年3月4日(水)
週初に発表された米2月のISM製造業景況指数は予想を上回り、2ヵ月連続の節目50超を維持する好結果。構成指数のなかでは価格指数が1月の59.0から2月は70.5へと急騰。2022年6月(78.5)以来、3年8ヵ月ぶり高水準に。
主要価格指数では、コアCPIが12月の前年比+2.64%から1月は+2.50%へと低下。コアPCEは11月の前年比+2.82%から12月は+2.90%へと上昇。
先週末に発表されたコアPPIは12月の前年比+3.34%から1月は+3.58%へ、10ヵ月ぶり高水準へと上昇。
ISM製造業の2月価格指数急騰は1月コアPPI急上昇を反映したような格好にも。
トランプ関税騒動が続くなかで米国のインフレ再燃の兆しは、イラン革命防衛隊幹部が主張するホルムズ海峡封鎖前から高まりつつあった様子。
1月分で66.6へと反発の兆しとなっていたISM非製造業の価格指数でも、今週発表される2月分でさらに上昇となれば、トランプ大統領が主張する利下げへのトーンが弱まる可能性も。
3日のNY金は-187.9ドル、3.54%安で3日ぶりの反落。2月20日(5080.9)以来の安値。下げ幅は今年の絶対値平均騰落値幅93.6ドルの2倍、1月30日(-609.7ドル、11.39%)に次いで今年2番めの大幅安。アジア時間には5330ドル台から5390ドル台まで上昇、短期上値目標5380ドル近辺再トライを終えると巻き戻しの流れへ。ホルムズ海峡の動向など先行き不透明感は残るものの、有事の金買いは一服、ただしドル買い圧力が続いたことも下押し圧力となって調整局面が加速。ロンドン序盤に5300ドルを割れるとNY朝にかけて5190ドルの節目割れ、これに伴う短期下値目安5000ドルの大台近辺まで下落するとNY午後には5100ドル台へと自律反発。上下の急変動一服も、事態急変などで当面の上限5320ドルを突破するようなら上値トライへ、5500ドル台を目指すような展開となる可能性も。
NYプラチナは-239.4ドル、10.34%の大幅続落で2月19日(2068.7)以来の安値。アジア時間の2350ドル台が高値となって戻り売り、2230ドルの節目近辺ではいったん下げ渋るも、これを下抜けると2100ドル割れへと一段安、NY朝には2010ドル近辺の安値をつけてNY午後には2100ドル付近へと自律反発。結果、短期上値目標到達後の巻き戻しの流れが加速、金にも追随する形で2230ドルの節目割れに伴う短期下値目安2100ドル近辺にも到達。2月後半の反発分をこの2日間でほぼ全戻し、振り出しに戻って一服。当面の上限2380ドルを突破した場合には2530ドル近辺までを短期上値目標に反発再開トライへ。
ドル円は+41銭、0.26%高で3日続伸。1月22日(158.42)以来、1ヵ月半ぶり高値圏で堅調維持。東京時間は157円10銭台から157円半ばまでのレンジで保ち合い推移、欧州時間に入るとドル買い再燃となって157円後半へ。前日高値を上回るも、158円手前では上値を押さえられる形となり、NY市場では157円後半での保ち合いながら徐々に上値を切り下げる展開となってNY終盤には157円70銭近辺へと収束。短期上値目標157円台前半到達後もドル買い圧力継続、ただしドル円では円安進行への警戒感もあって一服感も。156円が当面の下値サポート、割れると154円半ばへと調整も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/3終値とチャート
4日の国内金価格は-1278円、4.32%安で3日ぶりの反落。2月25日(28156)以来、1週間ぶりの安値。最高値更新後の巻き戻しの流れが加速、今年の絶対値平均騰落値幅で想定される下限29000円近辺を大きく下抜けての一段安で2月初旬の急落局面に次いで今年3番めの大幅安。ちなみに騰落率4%超、値幅1000円超となったのは下落3回で上昇も3回。水準的には2月末の小幅保ち合い水準まで巻き戻し、28370円の節目を下抜け、これに伴う短期下値目安は28190円程度まで。中期的にはダブルトップ形成の可能性を残しての急反落となり、ネックラインとなる26200円台が重要な中期サポート水準に。
プラチナ価格は-1164円、9.20%の続落で2月20日(11124)以来、2週間ぶりの安値。短期上値目標到達後のオーバーランから、今度は巻き戻しの流れが加速して止まらず。12300円の節目割れに伴う短期下値目安12150円辺りを突き抜け、21日移動平均線(11642)を上抜けたばかりの9日移動平均線(11933)などをまとめて下抜け。下落幅は2月初旬の急落局面に次いで今年3番め。なお、9%超、1000円超は上昇でも今年2回。13000円の大台超えへと切り返すことができれば反発局面再開、短期上値目標は13100円程度まで。
※参考:金プラチナ国内価格3/4とチャート
2026年3月4日(水)時点の相場
国内金:28,334 円 3/4(水) ▼1,278(4.32%)
国内プラチナ:11,486 円 3/4(水) ▼1,164(9.20%)
NY金:5,123.7 ドル 3/3(火) ▼187.9(3.54%)
NYプラチナ:2,075.5 ドル 3/3(火) ▼239.4(10.34%)
ドル円:157.74 円 3/3(火) ▲0.41(0.26%)
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