更新日:2026年3月11日(水)
WPIC(World Platinum Investment Council)発表のプラチナ需給レポートによれば、2025年のプラチナ総需要は258.1トンで前年比+0.9%。3年連続の増加で2016年(261.9)以来、9年ぶりの高水準。
2025年の総供給量は224.4トン。前年比-1.2%で2年ぶり低水準へと反落。
この結果、2025年の需給バランス(供給-需要)は-33.7トン。2023年の-21.4トン、2024年の-28.6トンに続いて3年連続の供給不足。
2026年見通しでは宝飾品需要や投資需要の減少が見込まれ、総需要は237.0トンへと減少。供給量は小幅増見込みとなったことで需給バランスは-7.5トン。不足量は大幅縮小見込みながらも4年連続の供給不足予想に。
内訳としては、供給サイドは鉱山産出量が概ね180トン前後(最低2020年の152.6トン、最大2021年の192.8トン)で推移。リサイクルが60トン前後(47.1-67.1)。
2013年から2025年までの平均では、鉱山180.3トン、リサイクル58.2トン。平均シェアとしては鉱山75.6%、リサイクル24.4%。
需要サイドの平均シェアは、自動車触媒38.2%、宝飾品29.2%、工業用26.4%、投資6.3%。
10日のNY金は+138.4ドル、2.71%の反発で3月2日(5311.6)以来、1週間ぶりの高値。アジア時間序盤に5130ドル割れの安値をつけて上値トライへ、5160ドルの節目との攻防を突破すると5190ドル近辺へと一段高。5200ドル手前での揉み合いを経てNY朝には米長期金利低下とドル安局面に連れて5230ドル台へと急騰。高値では5250ドル手前まで上昇し、NY引け後には巻き戻しの流れで5200ドル近辺へと失速。5160ドルの節目突破に伴う短期上値目標5280ドル近辺まで、もう少しの上値トライ余地も。5200ドル近辺でサポートされないようだと巻き戻しの流れにも、当面の下値サポ-トは5100ドル、維持できない場合には4950ドル近辺までを目安に調整へ。
NYプラチナは+65.4ドル、3.02%高で3日続伸。3月2日(2314.9)以来、1週間ぶり高値圏で堅調推移。アジア時間の2150ドル台が安値となり、ロンドン序盤には2200ドル超え、高値では2240ドル台まで上昇。ロンドン・NY市場にかけては2200ドル台前半での保ち合いとなり、高値再トライも2250ドル手前では上値を押さえられる展開となってNY引け後には2200ドル付近へと失速。2160ドルの節目突破に伴う短期上値目標2280ドル近辺まで、もう少しの上値トライ余地も。2200ドル近辺でサポートされないようなら巻き戻しの展開にも、当面の下値サポ-トは2120ドル、割れると1980ドル近辺までを目安に下値トライへ。
ドル円は+40銭、0.25%の反発で1月22日(158.42)以来、1ヵ月半ぶりの高値。週初に急騰した原油価格は急反落となったものの、80ドル台を中心に不安定な展開が続き、FRBの追加利下げと日銀の利上げへの思惑が交錯する状況を反映するようにドル円も上下動。東京朝には157円後半での上下動、欧州時間序盤には157円20銭台の安値をつけて反発。イラン戦争を巡っては当事者からの真偽不明の発言も交錯し、市場には先行き不透明感も。NY午後には米長期金利上昇とともにドル高基調となって158円台へと上昇。上ヒゲを残した前日の上値トライ一服からの調整も限定的となり、157円80銭の節目突破に伴う短期上値目標158円後半まで再トライの様相に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/10終値とチャート
11日の国内金価格は+550円、1.93%の続伸。最高値となった3月3日(29612)以来、1週間ぶりの高値。比較的強めのレジスタンスとなる可能性も警戒された28550円の節目と9日移動平均線(28678)をまとめて上抜け、これに伴う短期上値目標28810円近辺に到達。さらに勢い止まらず29000円の大台へと急接近、最高値から9日の3月安値(28112)までの61.8%戻し(29039)も意識される展開となり、28500円前後の水準がサポートに切り替わる可能性も。
プラチナ価格は+328円、2.77%の続伸で3月3日(12650)以来、1週間ぶりの高値。21日移動平均線(11637)を2度下抜けながらも揉み合う形でサポートされて反発へ、直近高値と9日移動平均線(12064)も上抜けて局面打開、戻り売り優勢の展開から反発基調へと短期的な流れに変化も。12000円の節目突破に伴う短期上値目標12120円程度に到達し、3月高値(12997)から3月安値(11369)までの半値戻し(12183)も達成。61.8%戻し(12375)がもう一段の行き過ぎ目安に。
※参考:金プラチナ国内価格3/11とチャート
2026年3月11日(水)時点の相場
国内金:28,985 円 3/11(水) ▲550(1.93%)
国内プラチナ:12,190 円 3/11(水) ▲328(2.77%)
NY金:5,242.1 ドル 3/10(火) ▲138.4(2.71%)
NYプラチナ:2,234.3 ドル 3/10(火) ▲65.4(3.02%)
ドル円:158.06 円 3/10(火) ▲0.40(0.25%)
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