更新日:2026年3月12日(木)
イラン戦争前、米国の消費者物価インフレは小幅ながら低下基調を維持。
2月のCPIは前年比+2.4%、エネルギーと食品を除くコア指数は前年比+2.5%、といずれも市場予想に一致。
小数点以下2桁で見ると、CPIは前年比+2.41%。8ヵ月ぶり低水準となった1月から+0.03%の小反発。9ヵ月で2番めの低水準。
コアCPIは前年比+2.46%。前月から-0.05%の小幅続落となり、2021年3月(1.65)以来、4年11ヵ月ぶりの低水準。
セクタ別では全体の60.8%を占める、エネルギー関連を除くサービス価格が前年比+2.9%となり、4年4ヵ月ぶりの低水準となった1月から変わらず。
19.2%を占める、食品とエネルギーを除くモノの価格は前年比+1.0%。続落で8ヵ月ぶりの低水準。
その他、13.7%を占める食品価格が+3.1%、6.3%を占めるエネルギー価格は+0.5%。
項目別ではウェイト最大の26.2%を占める帰属家賃が前年比+3.2%。4年4ヵ月ぶり低水準へと低下。7.8%を占める賃貸住宅は+2.7%。これも4年4ヵ月ぶり低水準。
ガソリン価格は-5.6%で3ヵ月連続の前年割れ。
クリーブランド連銀発表のメディアンCPIは前年比+2.85%。前月から-0.12%で小幅に7ヵ月続落、2021年9月(2.70)以来、4年5ヵ月ぶりの低水準。
16%トリム平均CPIは前年比+2.67%。前月から-0.05の小幅続落で4年10ヵ月ぶりの低水準。
アトランタ連銀発表のスティッキーCPIは前年比+2.97%。前月から-0.08の小幅続落で4年5ヵ月ぶりの低水準。
米CPIは2月時点では、総合指数を除く全ての指数でインフレ緩和を示唆。
11日のNY金は-63.0ドル、1.20%の反落。5160ドルの節目突破に伴う短期上値目標5280ドル近辺には少し届かず、前日高値5250ドル付近までにとどまって折り返し。アジア時間の5230ドル近辺がこの日の高値となり、ロンドン序盤には5200ドル割れ。NY市場では原油価格反発とともにドル高と長期金利上昇となった流れが下押し圧力となり、安値では一時5150ドル台まで下落。NY引け後には5190ドル近辺へと下げ渋り。5250ドルが目先のレジスタンスに、これを突破できれば上値トライ再開となって終値ベースでの最高値圏トライへ、5340ドル近辺までが短期上値目標に。下値サポ-トは5100ドル、割れると調整局面入りで短期下値目安は4950ドル。
NYプラチナは-30.0ドル、1.34%安で4日ぶりの反落。2160ドルの節目突破に伴う短期上値目標2280ドル近辺に対しては、前日高値2240ドル台までにとどまって失速、巻き戻しの展開に。アジア時間の2230ドル台が高値となり、ロンドン序盤には2170ドル近辺へ。NY朝には2160ドル台の安値をつけて反発も2220ドル手前まで。NY引け後には2180ドル近辺へと失速。20日移動平均線(2166.4)にサポートされるようなら上値再トライへの可能性も、あらためて2240ドルの節目を突破できれば2330ドル辺りまでが短期上値目標に。当面の下値サポート2120ドルを割り込んだ場合には1980ドル近辺までを目安に下値トライへ。
ドル円は+89銭、0.56%の続伸。今年高値となった1月13日(159.15)以来、2ヵ月ぶりの高値。イラン情勢を巡る警戒感と情報錯綜、不安定な原油価格動向をにらみながら有事のドル買い優勢の展開が継続。東京市場では157円90銭近辺から158円40銭近辺までのレンジで行って来い、東京市場終了時に157円80銭台の安値をつけて切り返すと欧州時間には158円半ばまで反発。IEA加盟国の過去最大の石油備蓄放出合意報道を受けての原油安局面での下押しも158円20銭台までと限定的にとどまり、逆にイランの対米報復攻撃の可能性なども報じられ、NY市場ではドル買い再燃となってNY終盤には159円トライへ。157円80銭の節目突破に伴う短期上値目標158円後半に到達後も堅調維持の様相となり、小幅行き過ぎ目安としては今年高値159円40銭台も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/11終値とチャート
12日の国内金価格は-111円、0.38%安で3日ぶりの反落。短期上値目標28810円近辺到達後のオーバーランからの巻き戻し。短期的には軟調な流れ優勢の状況が続くなか、堅調推移の9日移動平均線(28734)超えを維持し、強気のパーフェクトオーダーも継続。目先、28990円超へと切り返すことができれば上値トライ再開、短期上値目標は最高値から3月安値(28112)の61.8%戻し(29039)を達成し、29080円程度まで。
プラチナ価格は-220円、1.80%安で3日ぶりの反落。短期上値目標到達後の巻き戻しがやや勢い余った感も。堅調を維持し切れずに軟調に転じた9日移動平均線(12027)を下抜け、反発基調継続に向けた勢いの弱さを露呈したような格好にも。それでも12200円超へと切り返すことができれば反発基調再開へ、3月高値(12997)から3月安値(11369)の61.8%戻し(12375)が短期上値目標に。
※参考:金プラチナ国内価格3/12とチャート
2026年3月12日(木)時点の相場
国内金:28,874 円 3/12(木) ▼111(0.38%)
国内プラチナ:11,970 円 3/12(木) ▼220(1.80%)
NY金:5,179.1 ドル 3/11(水) ▼63.0(1.20%)
NYプラチナ:2,204.3 ドル 3/11(水) ▼30.0(1.34%)
ドル円:158.95 円 3/11(水) ▲0.89(0.56%)
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