金プラチナ短期相場観 2013年1月
国内金価格は32年4ヶ月ぶり高値圏、まだまだ上昇の可能性も
更新日:2013年1月31日(木)
ドル円相場の円安進行により国内金価格が高騰しています。31日、田中貴金属などの小売価格は1グラム=5,189円(※買値は5,106円)となり、先週月曜日の高値を10日ぶりに更新し、実に32年4ヶ月ぶりの高値圏。
ドル円相場も90円台から91円台という2年半ぶり高値圏での推移が続き、NY金価格はやや低迷が続くものの、昨日の米国2012年第4四半期GDPのマイナス成長などがきっかけとなり大きく反発し...
今年に入って明暗分かれるユーロ圏の格付け
更新日:2013年1月30日(水)
ギリシャ中銀総裁の「最悪期は脱した」という発言が、今のユーロ圏の状況をよく表しているように見えます。経済は以前マナス成長は続くものの、「経済プログラムを含めあらゆる法整備を済ませており、プログラムの完全実施に向け、政府の対応に弾みがついてきている」ともしています。
事実、ギリシャ国債は上昇(利回り低下)し、12月後半には、S&Pによる格付けは「SD(選択的デフォルト)」から「B-」に引き上げられ...
リストラ延期で南アフリカの鉱山労働者問題にやや光明
更新日:2013年1月29日(火)
14,000人の鉱山労働者に影響を与えると言われていたプラチナ生産世界最大手のアングロ・アメリカン・プラチナムの大規模リストラ策の問題について、会社側と労働組合、南アフリカ政府とで進められていた協議で、リストラを延期し、詳細な話し合いを行うことで合意した、と南アフリカ鉱物資源省が発表したようです。
交渉は1月30日から60日程度の予定で、全ての利害関係者の利益のために建設的に行動する意向であり、...
日本の政策動向を中心に展開してきた市場の注目はそろそろ米国へ
更新日:2013年1月28日(月)
年初からここまで、日本経済復活に向けた安倍新政権の政策動向に世界じゅうの市場関係者が注目し、国内からの円安容認発言に円安ドル高・株高が急速に進行、内外の円安警戒発言に急落、と敏感な反応を見せてきました。最近では海外からの円安批判に加えて、円安容認発言さえも聞かれますが、そろそろ、その反応度も低下しつつあるようにも見受けられます。
今朝の「たかだが10-15円程度戻したのを文句言ってくるのはおかし...
LTRO資金の返済額は予想以上、銀行も状況改善でユーロ高進行
更新日:2013年1月26日(土)
ECBが2011年12月に1回めのLTRO、3年物の資金供給オペとして、資金繰りに苦しむ南欧の銀行を中心に貸出した総額が4,891億ユーロ。今回、初回返済予定額が明らかになり、その額は予想の1.6倍にも達する1,372億ユーロ。1回目のLTROの約3分の1に相当する額が既に返済されようとしています。銀行の資金繰りもかなり改善されているようです。
今週発表されたドイツの代表的な景況感指数、ZEW景...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン