金プラチナ短期相場観 2013年2月
イタリア政局の不透明感は残るものの調整一服で再び円安の流れも
更新日:2013年2月28日(木)
イタリア総選挙の結果を受けたリスク回避の流れも落ち着きを取り戻し、急騰したイタリア国債利回りもやや低下、イタリア国債の入札も無事無事通過。しかし政局の不透明感は続き、再選挙の可能性もまだ残る為、今後新たな火種が出ないとも限らない状況ではあります。
国内では今朝の日銀正副総裁人事の正式提示を織り込んで昨夜から円売り傾向が再度台頭し始めた様子。ただ、急落局面からの戻しはそれほどでもなく、調整局面がも...
FRBバーナンキ議長発言で金の下げ止まり感も
更新日:2013年2月27日(水)
米FRBのバーナンキ議長による金融政策報告では、金融緩和と資産買い入れの正当性を主張し、その効果は潜在的なリスクやコストを上回る、という認識が示されました。緩和策の早期縮小・停止をめぐる懸念を否定する形となったことは、米株や金価格の押し上げにつながったようです。
FRBによる資産買い入れや緩和策が、住宅市場の回復に寄与していることも示しています。
実際に、昨日S&Pが発表したケース・シラー住宅...
イタリア発ネガティブサプライズで為替は絶好の押し目か調整相場入りか
更新日:2013年2月26日(火)
本命と見られたベルサニ氏の中道左派連合が勝利すればモンティ首相の中道連合との連立政権樹立、安定政権による緊縮策継続となり周囲の欧州首脳もひと安心、投資家サイドもひと安心。と予想されたイタリア総選挙では対抗のベルルスコーニ前首相の中道右派連合、さらには人気芸人グリッロ氏の五つ星運動の健闘で予想以上の大混戦に。
初回の出口調査で中道左派連合が大きくリード、と伝えられてユーロが上昇、買いが積み上がった...
開けっ放しの窓がまたひとつ?
更新日:2013年2月25日(月)
先週末、93円40銭台で終えたドル円相場は週明けの月曜朝、94円半ばでオープン。1円程円安に振れて、大きく窓を開けてのスタートとなっています。週末の日米首脳会合での好感触と日銀総裁人事の進展、総裁に黒田氏、副総裁に岩田規久男氏のリフレ推進体制有力との報道に為替は大きく反応しました。
24時間オープンの為替市場で窓を開ける可能性があるのは、週末をはさみ、オセアニア市場が先行オープンする月曜日の朝だ...
円安一服後の通貨安戦争の主役は英ポンドか
更新日:2013年2月23日(土)
円安の勢いがやや衰えつつあるなか、英ポンド安の勢いが増しつつあります。勢いが減速したといってもドル高円安の流れは継続中。同時にドル高ユーロ安も進行中ですが、ドル高ポンド安も続きます。2月、ここまでの騰落率で比較すると、ドル高円安は1.85%(1月は5.73%もの円安)となっています。これに対してドル高ユーロ安は2.87%、さらにドル高ポンド安は4.6%も進んでいます。
ちなみにこの影響でクロス円...
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