金プラチナ短期相場観 2015年3月
1200ドルの戻り売りポイントから急落、NY金相場のパターン化
更新日:2015年3月31日(火)
30日のNY市場、株高ドル高の流れを受けて金相場は1.25%の大幅安。3月17日に今年最安値をつけて反発に転じた流れは1200ドルの大台を回復したことでいったん区切りを付けた格好に。
1200ドル近辺の水準は、最近の金相場にとっては恰好の戻り売りポイントとなっている様子で、1200ドル付近まで上昇した後に大幅下落するケースは今回だけでなく、パターン化されつつある様子も。
昨年末、12月30...
年内利上げもスローペースとの予想を織り込み途中のマーケット
更新日:2015年3月30日(月)
先週末のFRBイエレン議長講演では、市場への影響はそれほどなかったようですが、着実にFRBの金融政策が正常化に向かっていることを改めて印象づける内容となっていました。先日のフィッシャー副議長の発言内容とも一致し、年内利上げの可能性が高いこと、初回利上げ以降はかなりのスローペースも予想されることを強調しています。
さらにイエレン議長は、金融状況や経済全体にとって重要なのは利上げ開始時期ではなく、そ...
NY金相場7日続伸の歴史とその後に待ち受ける展開
更新日:2015年3月28日(土)
NY金相場は3月17日の終値1,148.2ドルから26日終値1,204.8ドルまで、7日続伸で合計56.6ドル、4.93%の上昇となりました。ここ数年で7日続伸以上となったのは数えるほどしかありません。過去の7日続伸の状況を振り返ります。
2015年1月9日-20日:7日間合計で85.7ドル(7.1%)の上昇で1,294.2ドルに到達。原油急落やロシア経済不安、スイスショックなど金融不安が高...
くすぶり続ける欧州発低リスクとあり得ない米国発テールリスク
更新日:2015年3月27日(金)
イエメンへの軍事介入で久々に高まった地政学的リスクによって、マーケットもやや揺さぶられた26日。今のところは事態もそれほど悪化せず、影響も限定的なものにとどまっている状態ですが、やはり中東情勢不安は常にくすぶり続けているようです。
同じように、影響は限定的と思われるものの、くすぶり続けるリスクが欧州にもあります。
やや色あせた感もあるギリシャ情勢に伴うリスクは数年来に及び、たびたび市場を混...
経済指標悪化に勢いを増すハト派、それでも根強い年内利上げ論
更新日:2015年3月26日(木)
雇用以外の経済指標低迷が続く米国の指標は、昨日も2月の耐久財受注が前月比-1.4%と予想の+0.4%を大きく下回りました。これを受けてアトランタ連銀では、第1四半期のGDP伸び率予想を0.3%から0.2%に引き下げています。
また、今年ハト派の代表格となっているシカゴ連銀のエバンズ総裁は、来年上期まで利上げを先送りすべきと発言しています。
強いドルによるディスインフレ圧力によって、インフレ目標...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン