金プラチナ短期相場観 2015年4月
景気減速とともに利上げ見通しにも不透明感拡大
更新日:2015年4月30日(木)
FOMCの声明では、労働市場と景気判断を引き下げたものの、景気減速は一時的な要因とし、「労働市場の一段の改善とインフレ目標2%に向けての上昇傾向の合理的確信」が利上げへの判断基準であるという、従来からの基本スタンスを継続しました。
受け止め方には若干の相違もあり、経済指標次第という大前提を踏まえ、時期に関する言及がなくなったことも合わせると6月の可能性がほぼ消滅し、9月以降の可能性が非常に高まっ...
米国経済は4月に回復傾向どころか悪化傾向?
更新日:2015年4月29日(水)
バーナンキ前FRB議長も重要視していたコンファレンス・ボードの4月消費者信頼感指数は95.2となり、前月の101.4から低下し、事前予想も下回り昨年12月以来の低水準となりました。その構成指数となる現況指数も低下、期待指数は昨年9月以来となる87.5へと低下しました。
昨日発表された指標では、ケース・シラー住宅価格指数こそ予想以上の伸びとなったものの、これは2月の指標。それ以外の3月分の指標では...
ムーディーズに続きフィッチも財政難の日本を格下げ、S&Pは
更新日:2015年4月28日(火)
日本時間27日夕刻、主要格付け会社トップ3の一角、フィッチ・レーティングスが日本国債の格付けを「A+」から「A」へと一段階引き下げることを発表しました。
ある程度予想されていたこともあり、これに伴う円売りも30銭程度と限定的な範囲にとどまりました。
消費税の追加増税先送り決定を受けて昨年12月1日、ムーディーズが日本を格下げした後、フィッチも公式見解として「ウォッチ・ネガティブ」指定とすること...
ゴールデンウィーク前後の金価格は小幅高or大幅安
更新日:2015年4月27日(月)
月初の米重要経済指標発表に4月末の日米金融政策会合に加え、日本の国内市場休場が重なることでゴールデンウィークの前後にはマーケットが大きく変動しやすくなります。
国内金価格もこの影響を受け、ゴールデンウィーク前後で大きく価格が変動することもよくあります。
近年の国内価格の変動状況をプラチナ価格も合わせて見てみると、
<2014年>
金価格:+9円(+0.2%) プラチナ価格:+50円(+1....
米景気回復の足かせ、ドル高継続か反落か
更新日:2015年4月25日(土)
3月の耐久財受注が発表され、変動の大きい輸送関連を除く受注額では事前予想の前月比+3%を大きく下回る-0.2%に。さらに2月分も-1.3%へと下方修正され、6カ月連続のマイナス。これで3月分までの主要経済指標がほぼ出揃い、雇用統計の大幅鈍化、小売売上高も低調、住宅着工件数も新築住宅販売件数の伸びも鈍化、製造業景況指数も低調。4月分の数値も出始め、NY連銀製造業景気指数、マークイットの製造業PMIも...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン