金プラチナ短期相場観 2015年7月
4回連続の安値更新で120ドル下げた真夏の金相場、5回めの攻防へ
更新日:2015年7月31日(金)
この夏、NY金相場は6月18日終値の1202ドルから7月24日終値1085.5ドルまで、1カ月余りの間で120ドル弱の急落局面を形成しました。
この間、下落と反発を繰り返し、反発局面でつけた高値を更新することは一度もなく、4回連続の安値更新となっています。
1)6月23日終値で1176.6となり、6月17日の1176.8ドルを下抜けて6月25日1171.8ドルまで下落。
2)1179ドルまで...
ヒントなしのFOMC後、年内利上げ前提に適度な円安株高再開へ
更新日:2015年7月30日(木)
現状維持の7月FOMCでは、次回9月に利上げスタートか、見送って12月濃厚となるのか、そのヒントが示されるのかどうかが最大のポイントとなっていましたが、結局グレーなまま。景気拡大傾向と雇用の底堅さなどに言及し、労働市場がもう少しだけ改善すれば利上げにゴーサイン、という印象も。
8月と9月の雇用統計が好結果となれば、9月利上げ観測も再燃する可能性も残り、例え12月にずれ込んだとしても、米国経済の順...
新興国通貨安の進行度合い比較
更新日:2015年7月29日(水)
米国の利上げへの警戒感を背景に、今年のNY金相場は年初から7.42%下落し、プラチナは18.41%もの下落となっています。
対ドルでの下落率では、新興国通貨の下落度合いも大きくなっています。トルコ・リラは今年、18.23%のドル高リラ安となり、プラチナの下落率に匹敵します。ブラジル・レアルは26.35%ものドル高レアル安となっています。
2年前の量的緩和縮小懸念に伴う新興国通貨リスクが高ま...
中国株リスク再燃、高ボラティリティ×為替変動リスクに警戒感
更新日:2015年7月28日(火)
上海総合指数が8.48%の急落となり、中国株リスク再燃となった27日のマーケット。中国政府による力技で急落局面を食い止め、平静を装っていたかに見えた中国株が再び暴落したことで、他の市場との連動性は低く、直接的な影響は限定的とは言うものの、さすがにこの異常な状況に警戒感を煽られる状態となっています。
前日比8.48%の急落は、上海株では2007年以来とのこと。もし、他の主要市場でこんな急落が発生し...
利上げへの警戒感がひとり歩きした週
更新日:2015年7月27日(月)
資源安が先導する形で株安に資源国通貨安、新興国通貨安も進行した先週。
1週間の騰落率を比較すると、NY原油の5.4%下落にNY金の4.1%下落を筆頭に、NYダウも2.86%の下落、NASDAQも2.33%下落、ドイツDAXは2.79%下落し、英FTSEは2.88%下落。日経平均も0.52%の小幅下落となり、世界同時株安状態。
資源国通貨では、豪ドルが対ドルで1.28%下落し、英ポンドも0.64...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン