金プラチナ短期相場観 2015年10月

金プラチナ短期相場観

今年のハロウィーンは政府・日銀共同制作?も駄作か

更新日:2015年10月31日(土)

1年前のハロウィーンでは市場の意表を突くサプライズ緩和で東京市場を盛り上げた日銀でしたが、今年はやや趣向を変えて政府との共同制作という形でやり過ごそうと考えたかどうかは定かではありませんが、結果的には駄作となってしまったようです。
米FOMC通過で年内利上げ観測が再燃し始め、ドル高円安傾向に株価も堅調推移ととなっていたことに乗じて、日銀はあっさりと現状の政策維持決定を発表。しかし同時間帯の総額3...

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年末までの金融政策動向次第で金は大底トライかトレンド転換済か

更新日:2015年10月30日(金)

欧州、中国、米国と続いた主要国の金融政策決定重点ウィークのトリを務める日銀の結果発表待ちとなった週末の午前中。
ECBが12月の追加緩和・利下げへの可能性を示唆し、中国人民銀行も追加利下げで景気下支えを敢行、FRBも年内利上げへの可能性を残したことで金融市場はリスクオン傾向への地固めが進み始めた様子です。
これに伴い、株高ドル高、ユーロ安に円安、新興国や資源国も売り優勢、そして金も売り優勢の状...

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FOMC次回会合で利上げの判断、有力サイン?可能性を残しただけ?

更新日:2015年10月29日(木)

前回と同様、9対1(リッチモンド連銀ラッカー総裁は利上げ支持)で金利据え置きを決定した今回のFOMC声明文には、「次回会合」で利上げが適切かどうかの判断を行う(雇用の最大化とインフレ2%の目標に向けた進捗を評価する)ことが明示されました。
一歩踏み込んだ形で12月利上げの可能性はまだ十分に残されていることを示唆した形です。

そして、最近の世界経済や金融市場の混乱による米国への影響を懸念する...

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耐久財受注も低迷状態で米景気減速傾向を示す状況に

更新日:2015年10月28日(水)

米9月の耐久財受注は前月比-1.2%となり、8月の-2.0%は-3.0%へと下方修正され、2カ月連続の減少となりました。振れの大きい輸送用機器を除く数値でも9月は-0.4%と予想を下回り、8月分も-0.9%へと下方修正されて2カ月連続減少。また、コア受注と呼ばれる非国防資本財から航空機を除いた数値でも9月は-0.3%、8月も-1.6%へと下方修正で2カ月連続減少。

コア受注の推移を見ると、2...

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FOMC後のドル円は長期レジスタンス超え再トライをかけた攻防へ

更新日:2015年10月27日(火)

ドル円相場は今年6月5日終値で1ドル=125円50銭台まで上昇し、2002年6月以来13年ぶりの高値を記録しました。
この時点で1990年4月高値と1998年8月高値を結ぶ長期レジスタンスラインを完全に上抜けた状態となり、長期的なトレンドが変わりはじめる可能性が高まりました。しかし、2カ月後の8月半ばから下旬にかけてドル安円高方向へと急落したことで、長期レジスタンスラインを再び割り込み、120円...

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