金プラチナ短期相場観 2017年7月
金の季節8月到来!この夏、金価格は4900円台へ!?
更新日:2017年7月31日(月)
国内金価格の52週移動平均は31日時点で4717円となり、先週末から2円上昇、7月3日の週と並び5月以来2カ月ぶりの高値水準。上方乖離率は2.3%となって3週連続拡大、中期トレンドはゆるやかに上方向。21週の標準偏差は27円となり、少なくとも2009年以降の8年半での最低水準を更新、近年稀に見る低ボラティリティ状態も継続中。
そんななか米国の低インフレ懸念や政策期待後退、政局混乱懸念などを背...
雇用コスト指数4-6月期は低調、インフレ鈍化も鮮明に
更新日:2017年7月29日(土)
企業が負担するコストの約7割を占めると言われる賃金や福利厚生などの費用の推移を表す雇用コスト指数は、ほぼ賃金動向を示し、インフレへの寄与度の高い指標です。米労働省が発表した4-6月期の雇用コスト指数は前期比+0.5%となり、市場予想の+0.6%を下回りました。ほぼ9年ぶりの大幅な伸びを示した1-3月期の+0.8%からも大きく鈍化しています。
四半期平均でこの推移を見ると、2015年第1四半期に+...
クリーブランド連銀インフレ期待モデルは7月に急反発
更新日:2017年7月28日(金)
低インフレに対する警戒感が若干高まったことが示され、ハト派的に受け止められた7月のFOMC声明文を受けてNY金は急上昇しましたが、その勢いは続かない状態となっています。
PCEやCPIなど、最近のインフレ指標は確かに低迷状態が続いていますが、今後のインフレ動向を予想する指標のなかには、上向きを示す結果も見られます。
本日確報値発表予定のミシガン大の1年期待インフレは7月速報値で2.7%とな...
フレキシブルCPIとスティッキーCPIが示す低インフレ警戒感
更新日:2017年7月27日(木)
金融政策現状維持を決定した7月米FOMCでは、予想通り「比較的早期に」バランスシート正常化計画実施に着手することを示唆し、「FF金利の緩やかな引き上げ」を正当化する経済状況が続くとの見方を維持しました。
注目されたインフレ動向については、前年同月比でみる全体のインフレ率は「2%をやや下回っている」とした前回6月の声明文から、今回は「2%を下回っている」と下方修正され、低インフレへの警戒感をよ...
FHFA住宅価格指数は1年7カ月連続で過去最高値更新
更新日:2017年7月26日(水)
25日、米国の住宅価格動向を示す2つの代表的な指標が発表され、いずれも順調な上昇傾向にあり、資産価値上昇による個人消費喚起の好循環となりやすい状況にあることを裏付ける結果となっています。
最も注目度の高いS&Pケースシラー住宅価格指数は、5月におよそ10年ぶりの高水準まで上昇していますが、前年比の伸び率では住宅バブル期の水準、17%台を大きく下回り、金融危機後のピークとなった2013年の13%程...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン