金プラチナ短期相場観 2018年2月
パウエル議長+消費者信頼感指数=タカ派・・・利上げ年4回?
更新日:2018年2月28日(水)
注目されたパウエルFRB議長のはじめての議会証言では、イエレン路線踏襲を明示し、米国経済の見通しは依然力強く、インフレ低迷も一時的要因によるものであり、2%へと上昇していくことを確信していることなどが示されました。
また、米国経済が過去に受けた向かい風は「追い風」に変わったと強気姿勢を見せ、景気判断改善に伴う利上げ見通しについては「予断を持ちたくない」としながらも、今後のFOMCに委ねる、と見直...
ダラス連銀製造業活動指数は12年ぶり、賃金も11年ぶり高水準
更新日:2018年2月27日(火)
2月のダラス連銀製造業活動指数は37.2となり、3カ月連続上昇で2005年12月(37.7)以来、12年2カ月ぶりの高水準となっています。
原油価格も2月上旬の株価急落局面に連れる形で60ドル割れへと急落しましたが、その後はしっかり反発して急落前の水準を取り戻し、月間平均では1月の63.66ドルから2月も62.17ドルと2カ月連続で60ドル台の高値圏を維持していることも追い風となっている様子です...
国内金価格は中長期トレンド逆転回避をかけた攻防に
更新日:2018年2月26日(月)
年初の5127円が高値ピークとなって軟調推移が続く国内金価格は、2016年10月を起点とする上昇チャネルの下限を少し割り込み、52週移動平均線(4902)に支えられて下げ止まった(可能性がある)状態となっています。
52週移動平均は先週末の4901円から1円上昇し、上昇基調はかろうじて維持する状態。これに対して20週移動平均線は先週末の4991円から4986円へ、既にピークアウトして下落基調がス...
賃金上昇でもインフレ懸念なし?賃金上昇自体も進まない?
更新日:2018年2月24日(土)
トランプ減税を受けて米国の大手企業では賃金引き上げの動きが相次ぎ、早速1月の雇用統計では平均時給の上昇率が前年比+2.9%へと急上昇。今後もこの流れが続けば賃金上昇率は加速し、インフレ押し上げ効果につながるとの連想から米長期金利は急上昇し、株価急落へと市場の混乱を招きました。
しかし、ムニューシン米財務長官は22日、トランプ政策によって賃金は上昇するだろうが必ずしもインフレが加速するとは限らない...
ECBフォワードガイダンス修正はこれから、景況感失速もこれから
更新日:2018年2月23日(金)
ECB理事会議事要旨では、「フォワードガイダンス修正は時期尚早」であるとの見方が示され、金融政策正常化に向けたガイダンスの修正は「今年の速い段階で再考」の可能性がある、という段階に過ぎないことが明示されました。
ECB利上げに向けての動きを先取りしてのユーロ高の流れが足下では一服状態となっていましたが、この議事要旨発表後には乱高下の反応を経て、ユーロ高の流れが強まりました。もう少しタカ派的と思わ...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン