金プラチナ短期相場観 2019年1月
FOMCは忍耐強く利上げ打ち止め・資産縮小調整で株高・金高
更新日:2019年1月31日(木)
FOMC後にCMEフェドウォッチでの年内いっぱい利上げ打ち止め予想は70%付近から80%へと跳ね上がりました。12月28日の79%を超えて最大水準となっています。
FOMC声明文では、「いくらかのさらなる緩やかな(some further gradual increases)FF金利の目標誘導レンジの引き上げ」を正当化する一文がバッサリ切り捨てられ、適切なFF金利の目標誘導レンジの将来的な調...
NY金も金ETFも7カ月超ぶりの高水準、漂い始める高値警戒感
更新日:2019年1月30日(水)
NY金は28日に1300ドルを超え、29日も8カ月ぶり高水準での堅調推移が続きます。世界最大シェアのSPDRゴールド・シェアーズの金ETF保有高も29日には823.87トンとなり、昨年6月26日(824.63)以来7カ月ぶりの高水準へと急増しています。
昨年秋以降、急速に水準を切り上げて来た金価格も、その押上要因の一つとなってきた金ETF保有高も、それぞれの90日移動平均線との乖離率も拡大の...
シカゴ連銀全米活動指数は堅調維持も長期金利と共に減速傾向
更新日:2019年1月29日(火)
シカゴ連銀全米活動指数は12月に+0.27となり、2カ月連続の上昇で4カ月ぶりの高水準。過去の平均を上回る成長を示すプラス圏推移は7カ月連続となり、米国経済の堅調推移を示します。
構成4指数のうち、生産・所得は4カ月ぶり高水準、雇用・労働時間は2カ月ぶり高水準となった一方、売上・受注・在庫は2カ月ぶり低水準で過去平均となる0.00ポイントに、個人消費・住宅指数は3カ月ぶり低水準で-0.06。過去...
利上げ休止と資産縮小早期終了観測で金もじわり上昇の兆し
更新日:2019年1月28日(月)
年初のリスク回避局面からは落ち着きを取り戻した市場は、今年のFF金利据え置きを市場コンセンサスとする状態で今年1回目のFOMCを迎えます。
CMEフェドウォッチの今年12月FOMCでのFF金利予想の推移では、12月初旬には40%弱まで織り込みが進んでいた2019年1回の利上げは、1月3日には0%へと急落しましたが、月末になって25%程度まで回復してきました。逆に今年1回の利下げ観測は1月3日には...
ドイツ企業の先行き見通しは急低下、6年ぶり低水準に
更新日:2019年1月26日(土)
マークイット発表のドイツ製造業PMIの節目50割れに続き、IFO経済研究所が発表するドイツ企業の景況感指数もこの1月に節目となる100を割り込みました。
2015年平均を100とした指数で表される、IFOドイツ景況感指数は12月の101.0から1月は99.1へと急低下。景況感指数としては5カ月連続の低下で2016年2月(99.0)以来、2年11カ月ぶり低水準。節目の100を割り込むのは2年8カ月...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン