金プラチナ短期相場観 2019年6月
PCEインフレ低迷継続、7月FOMCは「適切に行動」へ
更新日:2019年6月29日(土)
米商務省が発表した5月の個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)は前年比+1.52%。4月の+1.56%からは小幅に低下。食品とエネルギー関連を除くコアPCEは前年比+1.60%。市場予想の+1.5%を上回り、4月の+1.62%からはほぼ横ばい推移。
昨年夏以降の減速基調には歯止めがかかった可能性を示す状態ながら、依然として2%を大きく下回る水準で「一時的低インフレ」状態は継続しています。
...
6月ユーロ圏景況感指数は約3年ぶり、ドイツは6年ぶり低水準
更新日:2019年6月28日(金)
欧州委員会が発表した6月のユーロ圏景況感指数は103.3。
市場予想の104.8を下回り、2016年8月(103.2)以来2年10カ月、約3年ぶりの低水準。11カ月ぶりに反発した5月からは1.9ポイントの急低下。6年7カ月ぶりの急低下となった昨年12月の-2.0ポイントに次ぐ低下幅となり、減速基調に歯止めがかかっていないことを示す結果に。
ユーロ圏の景況感指数を押し下げてきたドイツの景況感...
主要地区連銀6月製造業景況感は軒並み低調も
更新日:2019年6月27日(木)
6月の米主要地区連銀の製造業景況感指数は低調な結果となり、ISM製造業景況感指数も一段と低下することが予想され、場合によっては節目の50割れも警戒されそうです。
NY連銀の製造業景況感指数は5月の17.8から6月は-8.6へと過去細大の急落。フィラデルフィア連銀も5月の16.6から6月は0.3へと急降下。リッチモンド連銀も5月の5.0から6月は3.0と低水準での推移が続きます。
ダラス連銀...
NY金価格1400ドル台の希少価値
更新日:2019年6月26日(水)
NY金は25日、東京午後の時間帯に一時1442.9ドルまで上昇し、2013年5月14日(1444.9)以来、6年1カ月ぶりの高値水準を記録。
先週末の21日に1400ドルの大台に到達して以降、1400ドル台での推移が続きます。
これまでとは、水準が切り替わったこともあり、NY金の1400ドル台にはまだしっくりこない、落ち着かない、といった印象も聞こえてきそうです。
過去の推移から見ると、...
ドイツIFO景況感は3カ月続落、冷え込みは第2四半期も続く
更新日:2019年6月25日(火)
ドイツ6月のIFO景況感指数は3カ月連続の低下で97.4。4年7カ月ぶりの低水準となり、2015年平均100を下回るのは6カ月連続。
現況指数は100.8となり、2年7カ月ぶり低水準となった5月の100.7からはわずかに0.1ポイント上昇。
期待指数は3カ月連続の低下で94.2となり、4カ月ぶり低水準。2012年12月以降の6年7カ月間では今年2月(94.0)に次ぐ2番めの低水準。
期待...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン