金プラチナ短期相場観 2020年1月
ユーロ圏景況感指数も2020年は製造業とドイツが下支えへ?
更新日:2020年1月31日(金)
欧州委員会が発表した1月のユーロ圏景況感指数は102.8。3ヵ月続伸で5ヵ月ぶりの高水準。2015年1月以来4年9ヵ月ぶり低水準となった10月の100.7で底打ちし、長期平均100割れを回避して回復基調へと向かい始めた可能性を示す状況となってきました。
製造業の景況感は-7.3となり、5ヵ月ぶりの高水準へと反発。ただし、好不況の分岐点0ポイントを下回るマイナス圏は12ヵ月連続となり、欧州債務危機...
金融政策適切も新型肺炎リスクで年内利下げ確率も急拡大
更新日:2020年1月30日(木)
FOMCは予定調和の現状維持、FF金利誘導目標は1.50-1.75%のまま。声明文も前回12月の内容をほぼ踏襲。唯一変更されたのは「家計支出は力強いペース(strong pace)で増加」していたのが、「緩やかなペース(moderate pace)で増加」へと減速。
パウエル議長会見では現状維持の金融政策は適切であることを強調する一方で、月額600億ドルの財務省証券の「買い入れについては4-...
消費者信頼感指数もリッチモンド連銀製造業指数も1月は急上昇
更新日:2020年1月29日(水)
新型コロナウイルスの感染拡大懸念の急拡大に伴い、株安連鎖のリスクオフが急激に進行した週初の流れは火曜日には巻き戻される展開となり、米国の1月経済指標もそれを後押しする結果となったようです。
コンファレンスボード発表の消費者信頼感指数は131.6となり、市場予想の128を大きく上回り、12月の128.2(126.5から上方修正)からも急上昇で5カ月ぶりの高水準。昨年7月に135.8で直近ピークをつ...
IFOドイツ景況感、期待感とサービス業失速で回復基調一服
更新日:2020年1月28日(火)
2020年1月のIFOドイツ企業景況感指数は予想外に低下。昨年8月に6年9カ月ぶり低水準となる94.5まで低下してボトムアウトした景況感指数は、12月には96.3まで上昇して半年ぶり高水準となっていましたが、1月は5カ月ぶりの反落となって95.9にとどまりました。
現況指数が99.1となり、3ヵ月続伸で半年ぶり高水準となったのに対し、向こう半年の見通しを示す期待指数は12月から1.0ポイント低下...
新型肺炎リスク拡大、空白の金価格5800円台窓埋めも先送りか
更新日:2020年1月27日(月)
新型コロナウイルスの感染は拡大し、中国本土での死者は27日朝時点で80名、感染者数は2700件超え。国外でも東アジア、東南アジア、豪州、欧米まで感染は拡大。威信をかけて拡大抑止に躍起の中国政府は湖北省武漢市などの封鎖に加え、春節の連休延長も決定。米国に次いで日本政府も武漢市周辺の自国民脱出用チャーター便手配に動き始めました。
週を跨いで市場での警戒感も拡大しているようです。
週明け東京早朝...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン