金プラチナ短期相場観 2020年7月
7月雇用統計調査対象週、失業保険申請件数は新規も継続も増加
更新日:2020年7月31日(金)
この日発表された米4-6月期GDPは前期比年率で-32.9%となり、リーマンショック直後の2008年10-12月期の-8.4%の4倍弱、過去最大の落ち込み。
市場予想を少し上回る水準にとどまったとは言え、あらためて酷い数値を確認したことで、米国景気のV字回復に向けた淡い期待が剥落していく状態となり、リスク回避の流れが再度強まる様相にもなってきました。
1-3月期の-5.0%に続く2四半期連続の...
250ドル超上昇した年のNY金の高値が8月以降となる確率は83%
更新日:2020年7月30日(木)
7月29日時点でNY金の7月の月間平均価格は1839.7ドル。6月の1743.8ドルから急騰し、2011年9月の月間平均1776ドルを大幅に超えて過去最高値を更新することが確実な状況となっています。
前年12月の月間平均価格を基準に、その年の最高値となった月間平均価格までの上昇幅を比較。
2019年12月のNY金の月間平均価格は1486.5ドル。2020年の月間平均価格で最高値は現時点では...
逆相関強まるドルインデックスと金、ドルは一段安の兆しも
更新日:2020年7月29日(水)
NY金とドルインデックスの関係性は、逆相関関係が強まる場面が時折、見られます。今がその時のようです。
年初から2月まではドル高・金高となる正の相関関係となっていました。コロナショックとなった3月には全部売りでドルだけが買われる場面もあり、ドル高・金安の展開にもなりました。この時から、ドルインデックスとNY金との逆相関の関係は強まり始めます。
短期的には(ドル安・金安など)同じ方向へ動く場面もあ...
1400ドル到達から最高値更新までの金価格推移:2011年×2020年
更新日:2020年7月28日(火)
2020年7月24日、NY金価格は終値で1897.5ドルに達し、2011年8月22日の1891.9ドルを上回り、終値ベースでの過去最高値を更新。週をまたいで7月27日のNY終値は1931.0ドル。高値では1940ドルを超え、2011年9月6日の高値1923.7ドルを上回り、高値でも終値でも過去最高値を更新。
9年前と今回の過去最高値更新とを、1400ドルを超えてからの推移で比較。
1400...
感染拡大、米中対立、ドル安、金価格高騰も止まらず
更新日:2020年7月27日(月)
ちょうど6週間前、国内金価格は6532円。NY金が1730ドル台、為替が1ドル=107円台前半で推移していた頃、過去の推移から見て想定可能と予想した国内金価格の長期上値目標6954円を、大きく突き抜けてきました。
新型コロナ感染確認者数は世界全体で当時の累計800万人から今や1600万人超へと倍増し、うち米国の感染者数は200万人から400万人超へと倍増。国内の新規感染者数も1日当たり50人...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン