金プラチナ短期相場観 2021年7月

金プラチナ短期相場観

コアPCEは3%台で高止まり、トリム平均PCEでは依然2%未達

更新日:2021年7月31日(土)

FRBが金融政策決定の指針とするインフレ指標、米商務省発表の6月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は前年比+3.99%。市場予想どおりで5月の+3.96%からは小幅に上昇し、7ヵ月続伸となって2008年7月(4.14)以来、12年11ヵ月ぶりの高水準。足下ではほぼ4%での高止まり。食品とエネルギー関連を除くコアPCEは前年比+3.54%。市場予想の3.7%程度はやや下回ったものの、5月の3...

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ユーロ圏7月景況感指数は過去最高も格差拡大で失速

更新日:2021年7月30日(金)

欧州委員会が発表した7月のユーロ圏景況感指数は119.0。市場予想の118.2を上回り、6月から1.1ポイント上昇して6ヵ月続伸、2000年5月の118.2を上回って21年2ヵ月ぶりに過去最高を更新。ただし前月比+1.1は3ヵ月連続で上昇幅縮小、6ヵ月続伸となってきたなかでは最小の伸び。失速感も漂います。
業種別では製造業が14.6となって4ヵ月連続過去最高を更新、サービス業も19.3となって2...

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ドル円は8ヵ月ぶりの高ボラ、NY金は1年半ぶり低ボラ

更新日:2021年7月29日(木)

今後数回のFOMC会合でテーパリングに向けた状況を精査して年明けにもテーパリング開始、との市場コンセンサスからは大きく外れることもなく、しかし利上げ時期は「ずっと先」とのハト派スタンスを崩さなかった7月FOMC。
多少のタカ派傾斜も警戒していたかのように、若干のドル高とともに金は軟調推移が直前まで続きましたが、FOMC後には巻戻しの流れが進行しています。

ドル円の1日当たりの変動値幅を月間...

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米消費者信頼感はコロナ前の水準回復、で好調持続か一服か

更新日:2021年7月28日(水)

IMF(国際通貨基金)が発表した7月時点での世界経済見通しによれば、2021年の世界経済成の長率予測は前年比+6.0%。前回4月時点から変わらず、過去40年で最大の伸びが予想されています。そのなかで中国(前回8.4%→今回8.1%)やインド(12.5→9.5)など高成長新興国の見通しが引き下げられたのに対して、G7では日本(3.3→2.8)以外は見通し引き上げ。米国は前回の6.4%から今回は7.0...

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実質金利過去最低水準でもNY金は軟調推移

更新日:2021年7月27日(火)

実質金利が過去最低水準へと低下しています。名目金利としての指標となる米10年債利回りが今年3月末に1.7%台でピークアウトし、7月に入ると1.4%を割れて1.3%割れへ、19日には1.2%も割れて1.19%台まで低下する場面もあり、足下では概ね1.2%台での推移が続きます。これに対して予想インフレ率の代表指標となる10年物のブレークイーブンインフレ率(BEI)は今年5月に2.5%台まで上昇して一服...

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