金プラチナ短期相場観 2023年1月
3回の値上げでもビッグマック指数のドル円は76.49円
更新日:2023年1月31日(火)
エコノミスト社が先週発表したビッグマック指数によると、2023年1月時点で米国のビッグマック価格は5.36ドル。2022年1月の5.81ドルから7月には5.15ドルへと値下がりしていましたが、今回は上昇。コロナ後の横ばい推移の期間と昨年の急落を挟んで今年、従来の上昇基調に回帰し始めた可能性を示唆。
一方、日本国内のビッグマック価格は2023年1月時点で410円。昨年までの390円からは値上がり、...
インフレ期待も鈍化継続+リセッション懸念で金価格を下支え
更新日:2023年1月30日(月)
週末の米インフレ指標が市場予想どおりの鈍化を示し、今後のインフレ予想を示す指標も引き続き鈍化基調継続を示唆。
金曜日に発表されたミシガン大の1年期待インフレは1月確報値で3.9%。12月の4.4%から急低下、ピークとなった昨年3-4月の5.4%からも大幅に低下し、1年9ヵ月ぶりの低水準。
5年期待インフレは2.9%となって12月からは横ばい推移。こちらは昨年1月と6月の3.1%がピークとなり、...
PCEは予想どおりの減速基調継続、サービス価格は高止まり
更新日:2023年1月28日(土)
FRBが金融政策の指針とするPCEインフレは2022年末に期待どおりの鈍化傾向持続で当面の利上げペース減速をサポート。差し当たり、市場の早期緩和期待の阻害要因にもならず。
米商務省発表の12月PCEは前年比+5.02%。11月の+5.54%から一段と低下して3ヵ月続落、2021年9月(4.65)以来、1年3ヵ月ぶりの低水準。ただし5%超は15ヵ月連続。
食品とエネルギー関連を除くコアPCEは前...
ETFが買われなくても買われ続けるNY金
更新日:2023年1月27日(金)
年末年始の堅調推移が続いたNY金、26日時点では6日ぶりの上昇一服。少し遡れば、10月末から11月初旬にかけて底打ち反転。インフレ鈍化の兆しと利上げフェーズの終着点見通しがある程度見えてきたことでドル高の流れが一服、そしてドル安へと反転した流れに連れて買い転換となったNY金は11月に120ドル程上昇し、12月にも60ドル超水準を切り上げて年明けには1900ドル台へと一段高。
そしてこの間、通...
ドイツIFO景況感も回復継続、サービス業はプラス圏回復
更新日:2023年1月26日(木)
1月のドイツIFO景況感指数は90.2。4ヵ月続伸で7ヵ月ぶり高水準となり、回復基調継続を示唆。
現況指数が94.1となって12月からは-0.3、11月の93.2で1年9ヵ月ぶり低水準となって底打ち後の反発も限定的となった一方で、期待指数は86.4となって9月(75.1)に底打ち後は4ヵ月続伸、8ヵ月ぶり高水準。期待先行で回復基調を牽引。
セクタ別では製造業が-0.7となり、2年4ヵ月ぶり...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン