金プラチナ短期相場観 2024年8月
PCEインフレ7月は想定内の小幅上昇でドル高へ
更新日:2024年8月31日(土)
7月のPCEはコア指数が予想を若干下回りながらも6月からはわずかに上昇。想定内の小幅上昇、インフレ鈍化継続中の一服となって年内の大幅利下げ予想もわずかに後退。安心感からか米10年債利回りは半月ぶりの高水準へと上昇し、ドル安の巻き戻しも一段と進行。ドルインデックスは10日ぶりの高水準へ、ドル円はおよそ1週間ぶりのドル高円安水準に、NY金は1週間ぶり安値圏へ。
PCEは前年比+2.50%。市場予...
ユーロ圏景況感8月は好調、スペイン以外の主要国は低調
更新日:2024年8月30日(金)
総合PMIが8月速報で反発したのと同様に、ユーロ圏景況感指数も8月は予想を上回る好結果。ただし主要国ではスペイン以外、軒並み低調。
ユーロ圏の8月景況感指数は96.6。市場予想の96.0を上回り、7月から+0.6で1年3ヵ月ぶりの高水準。7ヵ月連続96前後の横ばい推移傾向から上昇の兆し。ただし節目100割れは2年2ヵ月連続。
雇用期待指数は99.2。前月から+1.3も、3年5ヵ月では2番めの低...
再開した実質金利とNY金との逆相関、ドル円との相関、加速へ
更新日:2024年8月29日(木)
今年春頃には、米国経済も好調が続き、インフレ高止まりも続き、実質金利上昇とドル高円安傾向に。利下げ観測も後退し、通常なら売られやすいNY金も買われる異常事態で金利高・ドル高(円安)・金高が進行。
6月にかけては雇用の減速などもあり実質金利は低下傾向、しかし円安基調が続いてドル円は上昇、NY金も引き続き高止まり。
しかし、7月には米雇用情勢が一段と減速の兆しとなり、インフレ鈍化も進行。実質金利の...
消費者信頼感指数は予想を上回って下げ渋り、ドルも下げ渋り
更新日:2024年8月28日(水)
コンファレンスボードが発表した8月の消費者信頼感指数は103.3。市場予想の100.7を上回り、7月からも+1.4ポイント上昇。続伸となって2月以来、半年ぶりの高水準。
軟調気味に推移していた米ドルも、一時的には下げ渋り。
労働市場に対する楽観見通しは後退したものの、景気やインフレ期待は改善したもよう。利下げ見通しが強まる流れに連れ、消費センチメントも上向きへ。
今年春には2年弱ぶり低水...
ドイツIFO景況感8月はサービス業も失速、全業種マイナス圏に
更新日:2024年8月27日(火)
ドイツの8月IFO景況感指数では、期待指数が86.8となって前月からわずかに-0.1、小幅低下で半年ぶりの低水準にとどまったのに対し、現況指数が86.5。前月から-0.6の続落で2020年7月(84.4)以来、4年1ヵ月ぶりの低水準。
下げ渋る期待に反して現況は遂にコロナ後最低水準まで後退。
業種別では、ドイツ経済回復への牽引役を担ってきたサービス業も遂に失速。
サービス業は-1.3。前...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン