明暗分かれる日中の製造業、日銀は追加緩和へ
更新日:2012年12月14日(金)
今朝発表された日銀短観では、10-12月期の大企業製造業の業況判断は-12と市場予想よりも悪化し、前回の-3からも大幅に悪化。2期連続の悪化で2010年3月以来の低水準に落ち込みました。シャープが米アップルの新型テレビ共同開発との噂もありますが、新政権での回復に期待したいものです。とりあえず次週の日銀・金融政策決定会合での追加緩和の可能性は高まったようです。
一方、英HSBCからも12月の
中国製造業PMI(購買担当者景気指数)の速報値が発表され、こちらは前回値も市場予想値も上回る結果で、4ヶ月連続での上昇。
新指導部発足以降、順調な滑り出し、というところでしょうか。
NY市場、金は大幅反落で1週間ぶりの1,700ドル割れ。上昇トレンドへの転換寸前から下落バイアス再拡大で下値目標1,650ドルが意識されます。どうも追加緩和による買いは限定的なようです。
プラチナは7営業日ぶりの反落。6連騰による合計上昇値幅の半値押し。1,560~1,650のレンジ半ばは強気相場が続くプラチナには適度な押し目。
国内、金価格は反落。上限4,830円から下限4,640円までのレンジでトレンドは下落方向。
プラチナも反落でしっかり押し目。心理的節目の4,500円で下げ止まり、上値目標の4,550円~最大4,700円付近。
※参考:
本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/14
2012年12月14日(金)時点の相場
国内金:4,733 円 12/14(金)
▼18(
0.38%)
国内プラチナ:4,505 円 12/14(金)
▼35(
0.77%)
NY金:1,696.8 ドル 12/13(木)
▼21.1(
1.23%)
NYプラチナ:1,612.8 ドル 12/13(木)
▼33.6(
2.04%)
ドル円:83.65 円 12/13(木)
▲0.39(
0.47%)
12/13(木)のその他主要マーケット指標
売られ過ぎの円、総選挙後の週明けにはさらにもう一段の円安進行か 12/15(土)FRBのQE4、時間軸に代わる数値基準の導入に賛否両論 12/13(木)量的緩和によって金相場はまだまだ上昇するとの予想も 12/12(水)米FOMCでは追加緩和の可能性大 12/11(火)
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