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リッチモンド連銀製造業指数も6カ月平均では23年ぶり高水準
更新日:2017年12月27日(水)
リッチモンド連銀製造業指数 2017年12月12月のリッチモンド連銀製造業指数は20.0となり、過去最高となった11月の30.0からは大幅に減速、とはなりましたが依然高水準を維持しています。構成指数も11月が軒並み高水準となったことで12月は全般に低下しましたが、雇用指数だけは11月の18.0から12月には20.0と上昇し、過去最高。
また、総合指数を6カ月平均で見ると、11月の16.7から12月は18.2となり、1994年12月(18.5)以来23年ぶり高水準。6カ月平均が15を超えたのはこの1994年12月前後の9カ月間のみ。
リッチモンド連銀製造業指数も歴史的ピーク水準での好調期を迎えています。

この日発表されたダラス連銀製造業活動指数でも12月は29.7となって11月の19.4から大幅上昇。2006年3月(32.4)以来11年9カ月ぶりの高水準となっています。今年は10台後半から20前後の高水準での推移が続き、6カ月平均は12月に22.0となり、2006年6月(25.0)以来11年半ぶりの高水準。

先週発表されたフィラデルフィア連銀NY連銀でも高水準を維持する状態が続いており、米国の主要地区連銀の製造業景況感は軒並み歴史的高水準でのピーク期を迎えていることになります。

各地区連銀の見通し指数も高水準を維持していることから、ISM製造業景況指数も少なくとも2018年前半頃までは高水準を維持しそうな勢いです。
また、リッチモンドとダラス連銀の賃金指数も高水準を維持していることから、12月の雇用統計での賃金上昇率もそこそこ好調を維持するものと見られ、しかしながらさらなる加速の兆候は見られない状況のようです。

NY金・日足チャート 2017/11/20 - 12/26連休明け、26日のNY金相場は0.68%上昇し4日続伸。欧州市場のクリスマス休場が続くなか、ゆるやかな米長期金利低下とドル安傾向に連れてジリ高推移。11月28日(1294.9)以来、1カ月ぶりの高値水準を回復し、終値ベースの12月高値を更新。3年連続の年末ラリースタートを思わせる堅調推移が続き、90日移動平均線(1289.2)が目先の抵抗線とならなければ1300ドルの大台再トライの展開へ。下方向には200日移動平均線(1270.3)近辺がサポート水準候補に。

NYプラチナ・日足チャート 2017/11/20 - 12/26NYプラチナ相場は0.5ドルの小幅続伸。920ドルラインの攻防からスタートした時間外からNY市場にかけては金に連れ高となって925ドル台まで上昇。しかし、この1週間は925ドルで上値を押さえられるパターンが続き、抵抗感も強まる状態に。ここを突破できれば90日移動平均線(940.5)付近までが次の上値目安にも。調整目安としてはここまでの反発値幅の23.6%戻しとなる910ドル付近、やや拡大すると38.2%戻しの900ドル付近まで。

ドル円・日足チャート 2017/11/22 - 12/26ドル円は113円30銭台からNY市場では金利低下の流れに連れて一時113円10銭台まで小幅に下落。ただ終値では20銭台での横ばい推移となり、クリスマスをはさんで膠着相場が継続中。引き続き11月高値と安値を起点とした三角保ち合い頂点付近での小康状態でブレイク待ち。上限トライ継続の様子もわずかながらも徐々に上値を切り下げる形となり、NY金の堅調推移が続くようなら確率的にはドル円は下方ブレイクトライへ。ただし、下方ブレイク寸前となる112円台前半までで下げ止まる可能性もあり、年末ギリギリまで方向感が定まらない展開にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/26終値とチャート

27日の国内金価格は0.6%高となって8日続伸。8日続伸となるのは2月以来10カ月ぶりで今年2度め。その前は2014年2月まで遡り、3年ぶりの強気相場を象徴、過去最高値となる年間平均も4855円へとさらに押し上げることに。水準としては11月20日(4994)以来、5週間ぶり高値となり、5000円の大台再トライも視野に。ただし、オーバーペース感も拭えず、90日移動平均線(4964)付近程度までの調整はいつでもありか。

プラチナ価格は0.17%の小反発。NYプラチナの頭打ち感を反映する形で反発基調一服からの小幅保ち合い状態が継続。結果的に金価格の上昇について行けず、金との価格差は1420円へと再拡大、過去最大となった15日の1437円に次ぐ水準に。目先、NYプラチナの調整が入るようだと下値警戒感も強まり、3560円を割れると反落の流れとなって3500円割れの展開にも。逆に3590円台をしっかり超えると3680円前後までが次の上値目標に。流れとしては反発基調継続中の一服で、後者優勢のようにも見えるが。
※参考:金プラチナ国内価格12/27とチャート

2017年12月27日(水)時点の相場
国内金:4,994 円 12/27(水) ▲30(0.60%)
国内プラチナ:3,574 円 12/27(水) ▲6(0.17%)
NY金:1,287.5 ドル 12/26(火) ▲8.7(0.68%)
NYプラチナ:923.5 ドル 12/26(火) ▲0.5(0.05%)
ドル円:113.23 円 12/26(火) ▼0.03(0.03%)
→12/26(火)のその他主要マーケット指標

←2017年世界の中央銀行の金保有量増加ランキング 12/28(木)
→2017年国債格付け変動ランキング 12/26(火)
→年間平均最高値の金と12年ぶり安値のプラチナの2018年攻防ライン 12/25(月)
→原油価格上昇に支えられてPCEインフレも反発基調継続 12/23(土)

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