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国内金価格は節目5600円割れ、プラチナは3400円の節目を維持
更新日:2019年11月25日(月)
オブライエン米大統領補佐官の「年末までに中国との第1段階合意は可能」発言など、米中合意に向けての歩み寄り姿勢も見られる反面、香港人権法案成立となれば米中関係悪化も余儀なくされそうで、その香港では投票率が過去最高となった区議会選で民主派の圧倒勝見通しも伝えられ、この結果も米中関係に少なからず影響を与えそうな状況にも。
週後半には感謝祭とブラックフライデーを控える月末、市場閑散となれば波乱の展開も警戒されることにも。
そんな週明け、時間外のNY金は一時1460ドル割れとやや軟調気味、NYプラチナは先週末の890ドル台半ばから後半へとわずかに堅調、為替ドル円は108円70銭台へと10銭ほどの円安スタート。

国内金価格・週足一目均衡表 2019年11月25日週足の一目均衡表で見る国内金価格は、雲の上限を大きく上回る水準を維持し、基準線(5313)も大きく上回るも転換線(5654)を下回る状態。遅行線は価格ラインを上回る状態で二役好転、一役は揉み合い。強気相場が続くなかでの調整局面、という状況に。
中長期推移で見た場合、5600円ラインが高値圏での一つの節目となりそうな状況にもなっていますが、現在このラインを割り込み始めています。中長期的な節目としての次の候補水準としては、1980年を除いて今年夏まで超えることができなかった5300円ライン。サポート、あるいは抵抗水準として作用する可能性が期待されます。逆に言えば、中長期的にはこの5300円ラインまでは、サポートされそうな水準が見当たりません。強いて挙げるなら、5月安値から11月高値までの23.6%戻し(5524)や38.2%戻し(5390)などがサポート水準候補にも。

米中協議が第1段階合意となり、第2段階にむけても明るい見通しがたち、来年のFF金利見通しもタカ派的となるなどすれば、それらのサポート候補が意識されることにもなりそうです。
逆の展開、もしくは5500円程度までの調整で年越しとなれば、過去8勝3敗、上昇確率72.7%の1月に遅行線が価格ラインにぶつかって上方向へ跳ね上がるような展開となる、ポジティブ・シナリオも想定できるかもしれません。

25日の国内金価格は-3円、0.05%の小幅続落。9月30日(5566)以来、ほぼ2カ月ぶりの安値水準で節目の5580円割れ。調整局面がもう一段続く可能性が若干高まり、90日移動平均線(5542)が推移する5540円前後までが目先の下値目安に。上方向には中長期節目候補となりつつある5600円ラインをはさんで5610円が当面の抵抗水準に。これを上抜けることができれば10月前半までの保ち合い高値圏5670円近辺までが上値目標にも。

国内プラチナ価格・週足一目均衡表 2019年11月25日プラチナ価格も週足では転換線(3418)をわずかに下回っただけで二役好転、一役揉み合いの状態で強気相場を維持。ただし、4年間に渡る長期抵抗線にしっかりと上値を押さえられ、今年夏以降のサポートラインとで三角保ち合いを形成。中長期節目ライン3400円を維持できなくなるようだと、三角保ち合い下放れへと向かう可能性が高まります。その場合には年末にかけて3300円割れも想定されそうです。
年末にかけては3500円と3400円が、上下の重要な攻防ラインとなります。

25日のプラチナ価格は-75円、2.15%の大幅続落。10月1日(-103円、2.99%)以来、約2カ月ぶりの急落となり、1週間ぶり安値水準に。2%以上の急変動は今年26回発生し、うち7回が9月。10月は2回で11月は1回め。9月に今年高値へと急騰し、その後は乱高下状態となって上値を切り下げ、下値も切り上げる三角保ち合いを形成中。目先は3500円の大台ラインが上方向への節目となり、下値は中長期節目ラインとなっている3400円がサポート候補にも。21日移動平均線(3456)を挟んでの上下動を繰り返す展開が続き、9日移動平均線(3411)にサポートされて反発しそうな状況にも。
※参考:金プラチナ国内価格11/25とチャート

2019年11月25日(月)時点の相場
国内金:5,577 円 11/25(月) ▼3(0.05%)
国内プラチナ:3,415 円 11/25(月) ▼75(2.15%)
NY金:1,463.6 ドル 11/22(金) +-0.0(0.00%)
NYプラチナ:892.6 ドル 11/22(金) ▼24.9(2.71%)
ドル円:108.65 円 11/22(金) ▲0.02(0.02%)
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